「装甲娘戦機(TVアニメ動画)」

総合得点
62.5
感想・評価
96
棚に入れた
259
ランキング
4873
★★★★☆ 3.1 (96)
物語
2.8
作画
3.0
声優
3.3
音楽
3.2
キャラ
3.0

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ネタバレ

YOU0824 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

「世界の終わり」風景

「装甲娘」って新鮮だ。
すごく胸が高鳴る。
何がときめきにヒットしているのだろうか
多分生身とメカニックのギャップだろうと思う。
『艦コレ』の流れを思う。
『サクラ大戦』は生身が表に出ていないので違う。
黒の見せパン(スコートというのか)に目が行く。
かわカッコいい。装着シーンもいい。
『進撃の巨人』の立体機動装置ばり
アクションシーンに感心する。最新だ。
今思えば『進撃』も
『艦コレ』『装甲娘』と同じ生身装甲系なのだ。
『ストライクウィッチーズ』はどうなんだろう

冒頭出てくるLBXとは
Little Battler eXperience(小さな戦士の体験)の意。
ゲームの世界では既視感あるんだろう。
本作では、LBXユニットと呼ばれるパワードスーツ型の兵器に
身を包んだ少女たちが活躍する

『アキラ』『北斗の拳』『ケムリクサ』の流れ、
「世界の終わり」「廃墟」系でもある。
『アサルトリリィ』もそうなのかな。
この「世界の終わり」というのは
考察する価値を感じる。

「もうすぐ滅びるかも知れないこの世界で
どう生きていきたいか」

そうキョウカは言う。ある種の諦念が心に響く。
内田樹は

「美的価値とは、畢竟するところ、
『死ぬことができる』『滅びることができる』
という可能態のうちに棲まわっている」
それが造花と生花の美的価値の違いだと。
「私たちが死ぬことを嫌がるのは
生きることが楽しいからではない。
一度死ぬともう死ねないからだ」

とのたまう。
荒廃が広がる都市にふと安らんでしまい
思わず驚いてしまう自分がいたが
あながち不思議ではないのかも知れない

舞台は「ミゼルクライシス」。
「ミゼレム」は「世界の最適化」を掲げて
人類を滅ぼそうとする機械による組織。
金属生命体・ミメシスがコロナに見える。
今のコロナ下、一体ミゼレムって悪なんだろうか
と考える。一番の悪って人類かもって。
『エヴァンゲリオン』の使徒の時もそう思った。

装甲娘たちがユニットを身に付けた後
ふっと表情が抜けて幼い顔になるシーンがある。
アニメの技術なんだろうが
ふと『慎重勇者』エンディングで踊る
リスタルテの天使顔を彷彿する。
『アニメガタリズ』もそうだった。
ボカロの何かなんだろうか。
とにかくあの抜け感のある無邪気な表情には
うっとりする

好きな登場人物はスズノ。
コミュ障の作戦参謀。
仁王立ちしない、レース、ハイレグ。
妄想癖が可愛い

「訣別」のラスト。えっ⁉と驚く。
映画『ダウン・バイ・ロー』や
『七人の侍』のよう。
前回博多で遊んだばかりだから尚更だ。
胸がキュンとなる

投稿 : 2024/08/27
閲覧 : 41
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