蒼い✨️ さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
個人的にはロビンマスク推し?
【概要】
アニメーション制作:Production I.G
2024年7月7日 - 9月23日に放映された、全12話のTVアニメ。
原作は、コンビ漫画家の、ゆでたまご によって『週刊ヤングジャンプ』で連載されていた、
完結済のものを2011年11月28日から『週プレNEWS』のweb連載で続編が発表されている漫画作品。
監督は、さとう陽。
【あらすじ】
日本を守るために怪獣と戦うが、ダメ超人として評判が悪いキン肉マン(キン肉スグル)は、
超人オリンピックに出場して優勝したことから、
自分でも気づいてないがダメ超人でなくて本当はダイヤの原石であり、
ハワイで老超人レスラーのプリンス・カメハメに鍛えられて、
アメリカ遠征、第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイト、悪魔超人との死闘、
夢の超人タッグトーナメント、そしてキン肉星王位争奪編と、
数々の激闘を経て心身ともに成長して仲間たちとの友情を育み
第58代キン肉星大王に即位した。
その後、正義超人・悪魔超人・完璧超人の間に三属性超人の間に不可侵条約が締結されたが、
条約は無効であると、完璧・無量大数軍が来襲。
キン肉マンの仲間であるアイドル超人軍は、メディカル・サスペンションで療養中で、
治療が終了しないとマシンから出られない。
唯一戦える状態のテリーマンがたったひとりで立ち向かう。
対戦相手は、巨漢の完璧超人の完裂マックス・ラジアル。
キン肉星大王として公務を投げ出してキン肉マンは、戦いのために地球に向かうのだった。
【感想】
「キン肉マン」は1980年代の小学生からの人気作品ではありましたが、
子供はコンテンツを見限るのも早いものです。
王位争奪編の3ヶ月間の休載もあったのですが、
子供が楽しむには暑苦しくて息苦しい展開が多くて、
30巻頃にはコアなファン以外からの支持は離れていたかと。
「北斗の拳」も「聖闘士星矢」も絶頂期を過ぎればそんな扱いで、
人気があるうちに終われたのは、「SLAMDUNK」や「幽☆遊☆白書」のほうではないかと?
キン肉マンの原作者コンビである、ゆでたまごと言えば、「SCRAP三太夫」「グルマンくん」等の、
長年の迷走のイメージが強すぎて、あと原作担当の嶋田氏が、
鳥山明先生が亡くなられたときに、仲の悪いライバルだったみたいな話してて、
いやいや鳥山先生はゴーイングマイウェイで同業者にコンチクショーってやらんでしょ?
嶋田氏が一方的に鳥山先生を目の上のタンコブに思ってただけでしょ?と思ったりしたり、
Yahooニュースで某サイトでの24年夏の第1話のランキングが、
「【推しの子】」「逃げ上手の若君」の二強で、「キン肉マン」が10位だったのに、
たかだか参加者200人弱のアンケート結果にムキになったりするの、
本当にクセの強い性格してるなあーと思いつつも、
原作の「『キン肉マン』完璧超人始祖編」は、ガチの名作漫画ですので、
アニメの方も見てみたのですが、神谷明氏の後継者ポジを手に入れつつ、
宮野真守氏のキン肉マンの演技が劣化物真似っぽくてあんまりよろしくないですな。
小野大輔氏のテリーマンが旧アニメの田中秀幸氏とぜんぜん違うように別物にするか、
神谷明氏のキン肉マンの続投でも良かったんじゃないかという気がします。
それは年齢的にきついかもですけどね。
宮野真守氏が悪いと言うより、神谷明氏のイメージが強すぎるのですな。
神谷明氏の声を頭から追い払おうとしても先代・真弓大王とプリンス・カメハメで、
出演してるからやっぱり無理ですわ。
アニメの内容は原作からの台詞回しの変更がちょいちょい気になりますが、
ベテランに仕切られてアニメーターの方々が非常に頑張っていますので、
原作再現の映像集としては楽しめるのではないかと?
原作ファンなら観る価値はあるかもしれませんが、
キン肉マン読んだこと無いよ!って人には、
ただの超人プロレスアニメで本当に興味持たれないかも。
とりあえず初見の方は原作漫画の単行本第38巻~第60巻を読んでから、
アニメを観るかどうか決定するのが良いと思いました。
スグル+テリー+悪魔超人vs完璧超人の死闘アニメの出来は悪くないですが、
ただ飛び抜けて良いわけではないので、人気作品になるのは難しいですね。
内容にはほぼノータッチですが、これにて終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。