「グリム組曲(TVアニメ動画)」

総合得点
63.6
感想・評価
18
棚に入れた
66
ランキング
4278
★★★★☆ 3.3 (18)
物語
2.9
作画
3.6
声優
3.4
音楽
3.3
キャラ
3.1

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ネタバレ

くまごろう さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:今観てる

1話だけは面白いのでおすすめ!

視聴完了
全6話(1話完結型)

ジャンル
2次創作

タイトル由来
グリムのネタを組曲のように並べて別の曲を作っている、という意味で考えるとぴったりかも。

設定
それぞれの話により時代背景などが異なる。

ストーリー展開
下部の途中時点まとめを参照。
最初にも書いたが1話ずつぜんぜん違う話をしているので途中から見ても全く問題ない。

感想
総評15点
良かった点
絵、1話
悪かった点
4話以降
レビュー
公式・あにこれに書いてある説明に、グリム兄弟の妹が、本当にその後幸せになったのか?という視点で描く異なるグリム童話
と説明があったので、完全無欠のハッピーエンドの話か、物語上のハッピーエンドの後を想像で描くのかと思って楽しみにしていたが全くそんなことはなく、童話の設定を一部使用した全く別の物語だった。正直ショック。
グリム組曲とタイトルにはグリムと入れながら、各話のタイトルにグリム童話の名前を入れなかった方がマシだったのでは?
それでも1話は、狡猾なシンデレラと、その裏をうまくかいて逃げ出した姉たちの攻防が面白く、いい感じにシンデレラ要素を取り入れており、これはこれで面白い!と思ったのだが、2、3話は雑で、4話以降はそれに加えて意味不明。なお、全体的に絵は綺麗で迫力もある。

以下各話ストーリーと見た当時の感想

1話 シンデレラ
近代日本(明治時代とか?爵位が普通にある。)
設定はシンデレラと同じでシンデレラポジの清子と再婚の義母、姉2人。実際のシンデレラは再婚の家族にいびられながら前向きに頑張るというキャラだが、今作のシンデレラは自分を必要としてくれる人たちを、人形のように慈しむキャラで、実父は姉たちが清子をいじめていると勘違い(そう見えるように清子が仕組んでいたのだが)し、姉たちを留学させることで清子の前から排除しようとしていたのを見て、清子に事故に見せかけて排除させられる。
また義母は病気を患っており、壊れた人形はいらない、と清子に排除される。
姉2人は清子の本性に気づいており、舞踏会でわざと道化を演じることで、王子様役の伯爵息子に家を追い出させることに成功し、清子の手から逃れる。次のターゲットは伯爵息子。
というところで終了。
面白かったし、シンデレラとしての設定もうまく使っていて、次に期待が持てた、のだが、、、

2話
赤ずきん
狼が狩る側、人間が狩られる側、
いつからそうだと勘違いしていた!!
という話。
仮想現実が発達した近未来で、リアルを味わいたいグレイという男が、狼として狩りをしたいと仲介者に依頼を出し、スカーレットという女性を紹介されるが逆に狩られてしまうという話。
石を詰め込んでどうのとかの話があったが、赤ずきん感が全くない、正直微妙

3話
ヘンゼルとグレーテル
約束のネバーランド的な世界で生きているヘンゼルとグレーテル。やはり作られた世界で実際は滅びゆく地球人達が、子孫を残すため作った宇宙ステーションで、父母やお菓子の家の魔女は子供たちが独り立ちできるように支援する役であり、選ばれた子供たちは地球に送られる。
いつも一緒にいたヘンゼルとグレーテルだが、実はグレーテルはヘンゼルの妄想で、独り立ちする時に別れ、1人で地球に降り立つ。そこには過去にいなくなった子供達が生きていた。
、、、
マジで意味がわからない。
選ばれる基準は当たり前に過ぎる日々に疑問を持てるかどうかな気がするのだが、おねしょをするのがこの基準に当てはまる意味も分からないし、グレーテルの存在意義も分からない。なぜ妄想の姉妹を作り出したのだろうか?
設定とラストは良かったのだが途中はよくわからなかった。

4話 こびとのくつや
原作を全く知らなかったので、あらすじ検索
あらすじ
とある貧乏靴屋が主人公。
お金もなく最後の靴の材料として皮をカットし翌日作業を行おうとそのまま寝て起きると、素晴らしい靴が出来上がっていた。その靴を販売しその代金で材料を買い皮をカットし寝ると翌日また出来上がり、靴屋はお金持ちになった。心に余裕ができたある日その不思議な現象の原因を突き止めようと夜中に除くと小人が靴を作っている場面を目撃。靴屋はこれまでのお礼に皮の代わりに服を置いた。
結果小人は服を喜び靴屋から去っていった。
今作
主人公は小説家。朝起きると自分の字で自分の見知らぬ小説が置いてあり、それを自分のものとして公開して金持ちになる、一方で大ヒットするその作品を自分は面白いと思っていない。結局不思議な現象を突き止めることもなく、自分が面白いと思う作品も書かず、つまらないと思う作品を受け入れているうちに、よくわからない展開になって急死。
意味不明、、、
とりあえずこびとのくつやの原型もないし、ラストは意味がわからない。
現状を何もせず受け入れる主人公に謎の少女が愛想をつかし、不思議な力を奪ったような演出の後、突然ボロアパートで愛する家族と隣人達と幸せに暮らす映像が流れた後、夢から覚めたように目覚めポケットには物語冒頭で書いた小説の原稿。全て夢オチっぽいノリで終わったかと思いきや、有名作家急死のニュースで終わり。小人役である少女を満足させられなかったので夢オチになってしまい、という展開で終わってればまだスッキリだったのに。

5話 ブレーメンの音楽隊
居場所を失った3匹の動物の名前の女がアウトローな世界を旅する。4匹目と出会ったところで、とある食堂を根城にする悪党達と戦いになり、皆殺しにし、ハッピーエンド。
擬人化してスタイリッシュにしただけ。良くも悪くもない。

6話 ハーメルンの笛吹き
閉ざされ娯楽など情報が規制されているとある村に、旅人が現れ笛でとある少女を誘い、なんだかんだで少女が旅人になる。
意味不明。キャラも展開も胸糞。

投稿 : 2024/08/22
閲覧 : 55
サンキュー:

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