くまごろう さんの感想・評価
3.4
物語 : 1.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 2.0
状態:観終わった
映画にする予定だったのかなぁ?
視聴完了
全13話
ジャンル
?
何がメインなのかよくわからないのでジャンルが判別できない。
タイトル由来
物理的にではなくて、社会的にとなりに妖怪がいる世界。
設定
日本の歴史の古い時期から妖怪とか神とかが絡んできた現代日本。
ちなみにイギリスは霊脈の影響で、国内でなら誰でも魔法が使えるらしい。
ストーリー展開
ラストは別次元の世界に巨大な天災が起こり、そのパワーが次元の境界を押したせいで、各次元の間に落ちた感情が鬼となって押し寄せた上で、無そのものが主人公たちの世界に降ってくるも、強い言霊の力を持った人間の子供たちが、魔王の名前を呼び、世界が元通りになってハッピーエンド。
ということでその3人を中心にした話が展開されていく。
トラブルがあったり、協力したり、過去を乗り越えたりしていく。
感想
総評30点
良かった点
絵、雰囲気、オープニング
悪かった点
ストーリー、話の展開
レビュー
なんというか惜しい作品だった。
まず絵はかなり綺麗で、雰囲気もとてもよく、オープニングもマッチしておりすごくいい感じ。
とおもって結構期待していたのだが,ストーリーが非常に残念。スケジュール管理ができていないのか、いらない話が多すぎるのに致命的に足りていない話があり、ラストはなんか駆け足。
ラストから考えると言霊の力が強い3人の人間が、これまでの妖との思い出を虚無の世界で思い出し、そこから魔王の力を使い世界を再構成する的な終わり方をするのかと思ったが、そこに至るまでの思い出がなく(次郎とむーちゃんはいいにしても、猫又は猫又側の悩みが中心で人間側の描写は中途半端だし、カッパの女の子の想い人は何も展開していないただの仲のいいクラスメイト)、結果唐突に魔王の名前が出てきてハッピーエンドになる。なんか昔の、攻略に失敗してイベントが起きてないのに、起きたことになっているエンディングが流れるゲームみたいな終わり方になっている。
なお、中盤の話はあっちこっちに飛んでいっており脈絡がなく、物語の深掘りにもラストへの伏線にもなっていない話が大半。その上3人が主人公として話が進んでいくのだが、アニメなので当たり前なのだが1話の尺がみじかいため、一人一人の時間が短い上に再びそのキャラに戻ってくるまでの時間が長く、何をやっていたのだかが行方不明になっている。
蛇の話とか如月駅とか戦争の話とかイギリスの話とかワーゲン君とか、完全に削らなくても尺を短くして、3人が絆を深める話を入れて、2時間の映画として作ったら結構良かったのでは?ってそれ別物か。