「サイダーのように言葉が湧き上がる(アニメ映画)」

総合得点
71.3
感想・評価
78
棚に入れた
281
ランキング
1377
★★★★☆ 3.7 (78)
物語
3.6
作画
4.0
声優
3.6
音楽
3.7
キャラ
3.7

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みのるし さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

そおゆうがっつり昭和のイメージでこられちゃああんた困るよ!

すごい昔の漫画ですけど湘南爆走族で有名な吉田聡氏の作品で『純ブライド』とゆー漫画がありましてですよ。

これがまたもうボクの大好物なネットリ系の純愛物語でして、まあ要するに金のない若い2人が同棲して生活してゆく日常を描いているハナシなのですが、そこでこんなシーンがあります。

二人でグラスに注いだビールを眺めてるんですよ。
そしたら『何もないところから泡がでてる』ってどっちかがゆうんですよ。
ほんで『こうしてなにもないところからどんどんいろいろなものがでてくるといいね』的なこと(ちょっとはっきり覚えてないですがそんなセリフ)をどっちかがゆうんですよ。そしたら『あーおなじこと思ったー』ってゆうんですよ。

なんこかう二人の愛し合ってる気持ちに胸が締め付けられてですねどないもならんかったんでいまだにそのシーンは深ーく印象に残っとるんですけども、そこでこの作品。


サイダーのように言葉が湧き上がるですわ。


なんかこう純ブライドとリンクしましてですね、そうかーなにもないところから泡のように沸き上がってくるんかー。そかー。とゆうアレで見てみました。

そりゃあもうそおゆうがっつり昭和のイメージでこられちゃああんた困るよ!とひっぱたかれましたな(笑)
ま、当たり前とゆーかとーぜんとゆーかですね、誰もそんな話やとかゆーてないですから!!

とにかくボク的にはついてゆくのが必至のパッチなポップなアニメーションで、大瀧詠一氏のアルバムイラストで有名な永井博氏を彷彿させる背景が全編にわたりがっつり描かれておりそらもう。

心を寄り添いあう二人の間柄も実にイマドキなアレでしてそうかーそうだよなーと意味もなく勝手にがっくしした次第でございました。


だからと言って作品自体が全然おもんないとかダメやんけとゆうことは全然ありません。
今どきの若者の恋愛事情をおそらくええ感じに表現した作品やったんやろうと思いますわ。

主役の男の子が俳句みたいな古風な趣味を持っていながらそれをSNSにアップして評価を競う的な流れなんぞは実に今っぽい。なんかきょうびの草食系男子とかでほんとにこおゆう男の子いるかもなとゆー説得力もあったしですよ。


そおゆうことでもともとシャレオツなアニメ(きみと、波にのれたら/監督:湯浅政明、脚本:吉田玲子、音楽:大島ミチル←すごいメンバーだ~!)とかが苦手なボクとしましては残念ながら年代的なのかなんなのかよーわからんすけどこおゆう作品はちょっとボク的にはあかんかったですわ。

すいませんでした。

投稿 : 2024/08/21
閲覧 : 42
サンキュー:

5

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