「昭和元禄落語心中 助六再び篇(TVアニメ動画)」

総合得点
80.9
感想・評価
487
棚に入れた
2198
ランキング
428
★★★★☆ 4.0 (487)
物語
4.1
作画
3.9
声優
4.3
音楽
3.8
キャラ
4.0

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ネタバレ

いさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

論評下

上より続く
では論評
七代目への遠慮よりみよ吉と別れてしまってから
その娘小雪との今生の別れまで八代目の大河ドラマになっても
可笑しくない程の人生を描いてる
そこに描かれているのは八代目、助六そしてみよ吉との
落語の古典にのせたくるおうしい程の愛憎劇だ
もうそこらのライトノベルが裸足で逃げたす程の
この難しい本を石田、山寺、林原という三人のベテランが
見事に演じきってる 
(最近の声優ブームを嫌ってる自分が名指しで声優を褒めるのは
ほんとめずらしい、何様てはあるが)

さて、このアニメの主題は落語だ
真打ちに上がるためには数百という古典を覚えなきゃいけない
そして覚えるだけじゃダメで、人前ではなさなきゃいけない
(個人的あがりしょうなもんで人前ですいすい話せる人を
とても羨ましく思ってた、その悩みも学生時代に半分は解消した。
まっそれは別の話しで)
そのことは将棋の棋譜を覚えるのと似てるなと思った
3月のライオンに詳しく載っているが、先陣達の残した棋譜を覚える。
早いこは小学校低学年から
二つの伝統芸能と文化は似ていると思った
もう狂気とさえ思える切磋の末たどり着く場は
50cm平方にも満たない座布団の上
閑話休題

さて、晩年小雪の弟子になりたいという申し出に満面の笑みで答えたとき
八代目は生まれてはじめて人生に満足したんだろうな
だからその場で逝ってしまったのだろう
しかしここでは済まない私の性が鎌首をもたげてくる
一生きかぬが仏が理解できないだろうな
なのでネタバレ嫌いな人はここまてで

さてさてその秘密とはずばり
信之助の父親だ
与太郎は親分だと思っているが
センセイは八代目というし、当の小雪は言葉を濁している
しかし、私は間違いなく八代目だと思っている
確かに親分ではそもそもおかしいし
小雪自身も助六と八代目の両方の血を残せることは
愛憎双方にしてやったりだ
だが私かそう思ったのは、小雪がうたた寝してるのに
八代目が近づき手を取られてしまうシーンと
最後の二人の邂逅を見たからだ
あのシーンどう見ても親子には見えない
そこには男と女の艶かあるのだ
そしてみよ吉にかわり小雪と信之助の三名がそろったからこそ
満足な人生だと思い
そして与太郎も信之助の成長にともないそう考えを
改め菊比古を継がせた

といろいろ悩んでも結局真実は小雪の中
でも嘘はもうひとつセンセイと与太にもあるから両成敗だ
こうがんがえるとドクターハウスの「人は嘘をつく(Everybody lies)」
が思い出される
しかし嘘は嘘でもそれは「優しい嘘」だった
 
しかし題材探して難儀してるゆーのになんでこのドラマ
大河にしなかったんだろうね
まあドラマにセンセイを登場させなかったことより
大体想像がつく
つまりは近親○姦が倫理規定にひっかかったのだのだろう
だからドラマではそっちにつながるシーンをカットしたんたろうね
まあそーゆー健全なドラマは嫌いなんで見ないけど

投稿 : 2024/08/16
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サンキュー:

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