wkr さんの感想・評価

3.1
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.0 状態：観終わった

なんかつまらない

けいおん！が好きなので視聴。京アニ作品ってやっぱり過大評価傾向にあるよなあ(けいおん好きが何言ってんだって感じだけども)

メインの日常系に加えて、キャラ達の仄かな恋模様がプラスされた形の内容の作品。ずっと穏やかな雰囲気で等身大なキャラ達や商店街の人達の温かさと、素晴らしい作画でキャラが生き生きして見えるので萌えも味わえる癒し系作品とも言えます。確かに要所要所で癒されはしますが、それが作品の良さとして描けておらず、メインの日常系は終始退屈な内容でした。

原因はキャラ一人一人が弱く薄っぺらいことでしょう。なんの深みもなく魅力が薄いキャラ達ばかりなせいで、キャラ達の日常を作品の面白さに昇華出来ていなかったです。特にたまこは最後までただの「餅が好きな良い娘」、もち蔵は「たまこが好き」という印象しかない、この2人が作品の中心人物なのが致命的でした。そのため、ストーリーが本当にただの日常止まりで、キャラ達の日常の中で日常以上かつ面白いものは何も描けていません。シンプルにキャラの個性が弱く印象に残らないうえ、焦点が当てられる場面が平坦で感情移入するシーンが少ないのがダメだったと思います。一応、生き生きしてて可愛らしいキャラもいるにはいるんですが、その殆どが作画頼りの表面的な可愛さでしかなく、キャラとしての魅力は薄かったです。

恋模様もアフロの人以外はきっちり描けておらず、ところどころで空中分解してたりと無駄な要素に思えたり(追記:この部分は映画で解決)、鳥周りのファンタジー設定が深掘りされず完全に浮いていたのもマイナス(映画があるのでたまこともち蔵のことは一旦置いといて)

4話以外ずっと「なんだかつまらないな」と思ってました。やってることは普通の日常系の内容なのに、なんかつまらない。キャラ造形が上手じゃなかったからでしょうけど、それにしてもつまらないんだよなあ。駄作とは言い切れない程の出来ではあるんだけど、何故か見が入らない作品だった。

追記:映画は素晴らしい出来でした。アニメ本編は完全に映画の布石です。でも映画はモチマッヅイ関係の話はほぼ出てこないのがなんだかなあと。今までの王妃云々の話の意味w

話毎の感想
{netabare}1話
久しぶりに味わう京アニの良作画もは良いものだ。キャラの一挙一動がコミカルで可愛らしく繊細、生き生きしてる。ただ一言、素晴らしい。
キャラデザに関してはけいおん！味が強過ぎるw あんこちゃんとか丸目な一期あずにゃん(園児ver)。けいおん！製作陣が作ったらしいし、山田監督と堀口さんだからかね。

OP曲も知ってはいたけど神曲なんだよなあ。素朴さとおしゃれさの中間みたいなサウンドに加えて粋なアプローチが素敵。

鳥に出逢い、気に入られる(王子の妃を探しに旅をしてたらしい)。内容はラブコメかな？でも日常系要素強めでラブコメ要素はかなり薄い。キャラ達が多めに描かれてる割には鳥に情報が多めに詰められてるから、イマイチどういう話にしたいのかわからないなあ。話の掴みどころがないとでも言うべきか。とりあえず日常系ということに
曲を探してる←一つの目的？


2話
バレンタイン回だからラブコメ感増しましたね。特にアフロのキャラがわかりやすくて好きw でも今回は特になんもなかったです。日常系とラブコメがうまく両立出来てなくてどっちつかずになってる気が

喋る鳥をあっさり受け入れる軽くてあったかい商店街の人達が良い


3話
友情回？

恋愛対象が人間の鳥...

ほんとに平坦な内容だなあ。ただの日常、それ以上でもそれ以下でもないような。それはいいとして、作中で出してる要素を上手く活かせてない歯痒さを感じる(餅屋とか鳥の設定とか)。悪くはないが特別良くもないという印象がある。
今回の中心となったキャラはあんまり深みのないただそれだけのキャラでそれほど感情移入はしなかったかな(めんどくさい奴だなという考えが先行しちゃって)。今回のキャラに限らず今のところは全員に言える問題だけど。
正直あんまり続きが気にならない。


4話
あんこちゃん可愛いな。自分はやっぱり妹キャラが好みなんかな。

母性？(回想から察するに)や可愛らしい恋模様がよく描けてたかなと。博物館に行くために苦労する様子から感情移入できました。そして作画の繊細さも相まってものすごく可愛かった(特に後半)。ちょっとしたミスリードも意外性が出せていて面白かった
3話のキャラ登場は唐突かなって思ったけど2人目が登場してから唐突さが薄れました。あぁ友達になったんだな、と


5話
詩織ちゃん急に呼び捨て、過程が浅過ぎるかな。修学旅行？に行く展開も前提となる説明ががないから唐突に思えてしまう。緑ちゃんは百合だね。これも唐突？って思ったらそれっぽいシーンはあったなあそういえば。かなりわかりずらかったけど。あとラストシーン何

作画や演出の小綺麗さはやっぱり京アニで山田監督だなと。


6話
全体的にキャラがあんまり魅力的じゃないかなあ。嫌なキャラというわけではなくてただ単に深みがない。キャラに味がないというべきか、焦点が当てられるシーンは殆どが平坦であまり面白みがないし、展開も特に引き込まれるものはない。キャラ達の感情の起伏は小さいし、何かに対する想いが描かれることはストーリーにあまり無いのがね(日常系だけども)。特にたまこはただのいい子と餅好きってだけで主人公にしては薄いと思う。妹のあんこちゃんの方が魅力的なんだよねw
物語としても今のところ全体的にみて日常以上のものを描けてないと思う。日常系だけどキャラが弱いせいで大して面白くないし、ラブコメとしてもつぎはぎで中途半端。作品として筋が通ってない、掴みどころがないと言って良いかな。視聴者側が全く心動かされないのは確か。キャラが薄っぺらくそれほど魅力がないから、そのキャラ達の日常を面白さへと昇華できていない。今のところは

次回は新展開になりそうだから期待するか


7話
どうやって来たのか...なんで言葉通じてるのか。疑問符が多いけどファンタジー設定とかあるし、そういうことなんでしょう(適当)

アフロ......良い奴だ...
でもたまこ＜ジョイちゃんなんだよなあ


8話
前回ラストに問題起きそうだったのに、そのことほったらかし？なんで？

鳥ダイエット回。あんこちゃんとジョイちゃんがかわいい(しっかりキャラ像を描けてるからね)。対してたまこが薄過ぎるだろ...これでも主人公なのにw
商店街の人達のあったかさはしっかり出てるんだけど他の人情作品と比べると明らかにしっかり描けてないから面白さに繋がってない。日常系なんだろうけど、人情を描きたいならもう少し焦点当てても良いんじゃないかな


9話
前半のあんこちゃん、なんで会わないの？って思う。悲しいのはわかるけどさ。
たまこはことの系末を理解して餅を渡したけど、過程をあまりカットしないでくれ(全体的に過程の省略が多い)

父親の馴れ初めの回想から始まったと思ったら、あんこちゃんの話になって、また父親の話になる。1話で二つの話を無理に描こうとしてるけど詰め込み過ぎでどちらも十分に描けてなくてイマイチな出来になってる。それぞれ1話ずつ描けばしっかりとした一つの話になったのに、非常に惜しい。素材は良いからこそ本当に勿体無い。父親の話とか1話分でしっかり描けてたら絶対感動してた。もはや悔しいまである。尺足りなかったのかな


10話
イイハナシダナー。
ちょっとシリアスになったけど緑ちゃんのキャラがとっ散らかっていて感情移入しづらい。やっぱりキャラ造形があんまり上手くないよ。あと5話の心理描写はどこに？5話の緑ちゃんの描写が全く活きてない。空中分解しちゃってるなら余計な要素でしかなかったような。

やっぱりところどころで展開に至るまでの過程省きがちだな。○○と約束した→家に集合、みたいなのはしっかり前段階踏んでて理解しやすいけど、よく前段階省いてるからちょっと混乱する

7話のラストが余計。あれですぐ王子の妃問題に入らないのは良くわからんよ


11話
ポイントカード？そんなんあったっけ？
ジョイちゃん、王子のことすきなのにこんなあっけらかんとしてていいの？違和感

新展開は悪くないんじゃない？今まで(4話以外)微妙たったから遅すぎるけど


12話
お別れのシーン、薄い！薄過ぎるぞ！関係性の描写が平坦なせいで盛り上がらない。鳥の視点で客観的に描きたかったのかもしれないけど、鳥の視点が無いという。鳥がたまこの話を聞いて止めに行くっていう流れは、鳥視点での周りのキャラに対する心理描写が必要だった。

日常系としてはキャラに魅力があまりなくて面白くない。ラブコメは中途半端どころかほぼ恋愛要素を描けてない、余計な感じ(映画に繋がるかな)。舞台となる商店街の温かさは出せてるんだけども、それが面白いかは別だし。映画はあるからそっちに期待するか{/netabare}