STONE さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
とりあえず簡単な感想
原作は途中まで既読。
ストーリーの主軸は趙との黒羊丘争奪戦。
これまで同様に知将同士の頭脳戦が堪能できるが、加えて舞台が視界の悪い森林地帯で
あるため、より探り合い要素が強まり、緊張感が高まった感じ。
今回の飛信隊は桓騎の指揮下にあるが、戦に対するやり方や考え方が正反対とも言えそうな
信と桓騎だけに、信にとってはこれまでにない難しさを感じる戦い。
何というか内なる敵がいるような状態。
桓騎に関しては本作においては第二の主人公といった印象で、そのやり方はかなりえげつない
ものだったが、劇中でも言われていたように人的損失を抑えて勝利したのも事実。
黒羊丘は奪い、敵の総大将である慶舎を討ち取りと、主人公サイドの完勝に終わった感じだが、
なんとも後味の悪い勝利。
秦の目的が中華統一であることを考えると、現在敵軍や敵地のいる庶民もいずれ取り込もうと
しているわけで、相手方の禍根を増大させる桓騎のやり方はこの先大きな問題を起こしそうな
気も。
本シリーズは信の出世物語という要素もあるが、今回は慶舎を討ち取るという大殊勲を
立てるも、桓騎兵を殺したことにより論功行賞的にはプラマイゼロという残念な結果に。
とは言え、新たに桓騎軍から那貴が飛信隊に加わるなど、今後が楽しみなところ。
飛信隊に関して、本作では渕、尾平といった初期からのメンバーに焦点が当てられたのが
嬉しいところ。
2024/08/10