「宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海(アニメ映画)」

総合得点
57.8
感想・評価
17
棚に入れた
102
ランキング
6804
★★★★☆ 3.4 (17)
物語
3.0
作画
3.7
声優
3.6
音楽
3.5
キャラ
3.5

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ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

たまには追憶するのも良いものだ。

急に宇宙戦艦ヤマトが観たくなった。
それも、リメイク版の方だ。
しかし、26話だとかなり長い。
そこで、総集編である劇場版を観てみた。

副題である「追憶の航海」
あの大マゼラン雲への気の遠くなる航海を回想するということだ。
このため、要所要所で古代進と森雪のナレーションが入る。
もちろん、バッサリカットした箇所をなぞるためだ。

やはり、宇宙戦艦ヤマトはツッコミ所が満載だ。
ただ、それを気にしていたら拉致があかない。
割り切ってこの宇宙観を受けいれることが得策だ。
宇宙戦艦ヤマトを楽しむコツだと考える。

旧版の構成は単純だ。
地球が善、ガミラスが悪。
20世紀はこの思想が当たり前だった。
しかし、21世紀は多様性の時代、複雑な事象が物事の本質だ。

地球人とガミラス人の事情が絡み合う。
地球人側は視野の狭い反乱。
ガミラス人側は独裁と不穏な社会情勢。
旧版と圧倒的に異なるのが、地球側とガミラス側の相互理解が描かれること。

昨今の世界情勢の解決のヒントのように思える。
人種や思想の違いを越えて、前進するための方策。
どんな感情があったとしても、相手を知ろうとすることだと。
もちろん、そう簡単ではないのだが。

宇宙の広さと、戦いに臨む心意気。
否が応でも勇壮なBGMが盛り上げてくれる。
もう、この総集編公開から10年。
10年ひと昔、この言葉を改めて噛みしめてしまった。

投稿 : 2024/08/10
閲覧 : 154
サンキュー:

7

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