ゆづぽんず さんの感想・評価
3.5
物語 : 2.5
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
「次は――君だ」 ※プルスウルトラしません
「次は――君だ」
オールマイトの言葉を画面越しに受けて
後継者である「平和の象徴」に名乗り出たダークマイト。
見た目も声も似ているけれど、オールマイトの意志とは違い、
強さによる畏怖や羨望から日本を掌握しようとする
海外マフィアのボスでした。本名:ダクト=ゴリーニ。
彼はアンナの個性に目を付け、攫って洗脳し従わせる。
執事のジュリオはお嬢様を救うべく、立ち向かうのでした。
※ネタバレ多めの辛口多めです(当社比)※
作画は一切隙がなくて、終始綺麗でかっこよくて良かったです。
最後のバトルシーンも正直意味がわからなかったですが
とりあえず迫力満点でした(笑)
今回核となる劇場版のオリジナルキャラクター、
ジュリオ(CV.宮野真守)とアンナ(CV.生見愛瑠)
まず、ジュリオのビジュアルが良すぎました❁
赤髪に眼帯、ギザ歯、執事にバイクって・・・詰め込みすぎて最高(⑉´`⑉)♡
中でも赤髪ギザ歯はけしからんです、
しかも宮野さんってもう某水泳アニメの推しではないですか・・・!!
お嬢様を守って、義眼義手義足になってしまった上に
闇落ちして冷徹な人間になりながらも
「お嬢様の願い通りに彼女を殺す」といった使命を抱えているのも良かったです。
ただ宮野さん、ちょっと抑えめだったような・・・(気がした)
もしかしたらアンナとのバランスを考えて
敢えて抑えたのかもしれません。
本気の宮野真守の演技はもっと心を揺さぶってくる・・・はずなのです(´∩ω∩`)
一方でアンナ。個性:過剰変容(触れた相手の個性をパワーアップさせる)
まず第一声で違和感を感じすぎてしまって
そのあとも洗脳されている間の棒読みはともかく、
発声が明らかに周りと違って、浮いてしまっていました。
でもなぜか叫び声はちゃんとしてました(笑)
今までは実力のある芸能人の方々がゲスト声優で
信頼していたので余計ショックを受けてしまいました・・・。
それからセリフの少なさです。
ストーリー上、最低限必要なところだけに感じました。
掛け合いもジュリオかヴィランだけで、
デク含むヒーローたちとの絡みが全く無かったのも変だな~~と思いました( ˊᵕˋ ;)💦
(見逃していたらすみません・・・)
あとジュリオとアンナのカップリングですが、
ラストが感動的な場面のはずなのに違和感が勝ち、
何を見ているんだろう・・・という気持ちになってしまいました(ゴメンナサイ)
個性問題解決したあと
ジュリオの「じゃ(立ち去る)」からのアンナ「待って!(後ろから抱きつく)」
いや違うじゃん!?ジュリオは元々素直な子じゃん!?
そこはアンナに笑いかけて、きゅんきゅんするセリフ言ってハッピーエンドでしょ!?
そこで立ち去るわけない!!(個人的解釈)
\キャラに合ってないシナリオは良くない!!!/
と声を大にして言いたかった・・・(;;)↯↯
ヒロアカはどのキャラクターもちゃんと設定練られていて、
演じる方によってさらに深みが出て「ただのいちキャラクター」では終わらずに
こういう過去からこんな思想になったんだなとか、
考え方や行動にちゃんと理解ができるところが好きですが、今回はちょっと残念でした。
ジュリオが命かけるほどの関係性がアンナと築けていたかも分からないし、
ヴィランたちのバックボーンも分かりませんでした。
ストーリーについては王道な展開で意外性はなかったですが、
大枠の設定は良かったと思うんです。
船に乗って登場したヴィランたちには迫力を感じたし、
2万人のファミリーの中から選別して残った8人、ってところもいいなと思いました。
だけど一般市民の中から適合者を探すほど仲間が必要なはずなのに、
失敗したからといって、あっさり幹部を処分してしまうのはどうなのかな?と思いました。
(あと単純にパウロ好みでした)
まぁ適合者を選別していたのはデボラで、
バルドの「オールマイトは負けない」=力のない奴はいらない、といった思想は
また別の話なのかもしれませんが・・・。
最後に。A組全員戦闘シーンがあるのは良かったです。
本音を言えばもっとバトル内容濃くても良かったかなと思います。
デクVSギンジ(個性:暴食)
デクVSブルーノ(個性:遅延)が個人的に面白かったです❁
ただ相澤先生と青山くんが一瞬も出てこなかったのは恨みます(;;)
あとエンドロールは絵も背景も無く、ただただ名前だけが流れていくだけでした。
(そしてCパートも無かったです)
(映画は最後まで楽しみたい派なので残念でした)
(そういえば「プルスウルトラ」も作中一言も無かった)
※夢を見ているシーンの「平和な轟家」「ケロケロ歌う梅雨ちゃん」が可愛すぎました。
※あと皆が幸せな夢を見ているのに、地味にセロテープに引っかかってるだけの瀬呂くんてやっぱり不憫キャラです※