カドロマドロ さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
このアニメの素晴らしさ
私は、このアニメを見た頃、そんなにアニメを見なかった。だから、他の作品より愛着がある。
このアニメをまだ見ていないひと、見る予定がある人は、次の点を踏まえた上で見るいいと思う。
①1.5倍速で見ない。別の事をやりながら見ない。
②感情移入をいっぱいする。
③結末を予想しながら見てみる。
あくまで個人的な意見です。
最後にネタバレを含む。
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
というアニメは、12話で構成されており初心者(アニメをそんなに見ない人)でも手軽に見ることができる。某アニメのようにシーズン5も6もあると初心者にはキツイ。長いと好きな人や初期から追っている人達にとっては良いと思うし、ワンピースなどは長くて漫画を買う必要がなくていいと思う。
12話という短い時間でオープニング、エンディング含めとてもよく、最後の宿海仁太達が本間芽衣子を探すところはガムシャラな姿で不格好で必死さがより伝わるいいシーンだと思う。
友人の死で疎遠になってしまった旧友達との関わり合い、リアリティのない幽霊という存在を信じることの出来ないことで起こる口論、一人一人が抱える罪悪感が自分と照らし合わせてしまう。自分の体験と重ねることでキャラクターへの感情移入ができる。
最後、本間芽衣子が消え、都合よくまた現れるような童話的で非現実的なハピーエンドではなく、幼馴染の女の子の死と向き合うことが出来ない、切り替えきれない主人公達の幽霊のような形ででてきた本間芽衣子を通して成長していく。そんなストーリーがとても私は好きだ。