「劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』(アニメ映画)」

総合得点
69.4
感想・評価
22
棚に入れた
121
ランキング
1813
★★★★☆ 3.7 (22)
物語
3.4
作画
3.7
声優
4.0
音楽
3.5
キャラ
3.7

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ネタバレ

ハニワピンコ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

連続でこれなら本物と見ていいかな

延期以降目を見張るようにクオリティが上がっている。そんなことを2年連続感じた(22年のに関しては元々21年分の緋色が通常通り20年に公開されていると想定して動いてその時点で脚本はある程度完成していなければ間に合わなさそうなので20年の時点で大筋は出来てると思ってるので除外)ので、やっぱりカツカツだったんだなぁと

物語の展開の仕方が、2時間程度に詰め込むから情報量は圧倒的に多いはずだけれど、ここ最近までは展開の多さをあまり感じていなかった。一つ展開を入れるとその解決や見せるために尺を使ってしまうので基本はコナン主導で進めていき、途中に黒子として暗躍して仕掛けたりするシーンを入れて事件自体を描写しようとしていくのがお決まりだったけれど、近年は見せ方的にキャラフォーカスの当て方と場面展開の入れ替えが上手くなり、複数視点からの事件やそれに付随したサブという絵的にも詰め込みながら、映画としてミステリとしてちゃんと面白く、10年代前半の迷走と中盤からの話題性に富んだ展開で盛り返していき、今や興行収入100億という一握りの冠を被るに値する高クオリティな作品となっている。今が全盛期にならないようにこれからも栄光を極めてほしい

内容としてはお宝ハンティング。地図の謎解きと残された暗号の解読で、それを追っていく複数勢力や怪盗キッドの入り乱れていながら本気で追っているのはコナン 服部らで、実在の要素を持ってきて謎に組み込んでいる点は説明省略のための要素としてよく使われているような感じだが、それに辿り着くまでに物語やキャラの特性を入れることで展開として悪くはなくなっている
物語の運び方も、必要な部分で適宜伏線やキャラ描写を入れることで入り組んでいながらわかりやすい流石のコナンミステリといった感じで、ラストの展開はかなりぶっ飛んではいるけれど、これもコナンだしまぁカッコいいし良い

ラストは一気に片付けた感じはあるし、事件解決という感じは犯人の視点が分散というか息子がメインになってその決着に重点が置かれていたし、コナンが謎として解明するパートもお宝の在処の方で、犯人に対してはラストにちょろっとだったからあまりスッキリはしない感じはあったかな

あと服部 和葉のやつはこれ以上引っ張る意味あったかな。服部のセリフはかなり良かったからあれ以上見せられんの?

クオリティはここ数年上がりまくっているし、準備期間をしっかり取ればいいものが作れるのだと、今後数年の質は担保されているかな
それにしてもコナン映画の主題歌ってこのまま00年代前半のバンドやアーティスト起用路線で行き続けるのかな。別に最近のを起用しろというわけではなく、ここまで毎年話題になり音楽業界も狙っているであろう中でまるで聖域かの如く昔からの状況を続けているのは中々面白いと思う

投稿 : 2024/07/31
閲覧 : 31
サンキュー:

3

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