camuson さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
印象度:88
原作漫画は未読で視聴を始めましたが、
キャラデザが原作と大きく異なるという意見が多いことを小耳に挟み、
アニメ視聴途中で、確認のために原作漫画を読み始めたら、
原作の方にはまってしまい、
6巻まで一気に読み進めたところで自重(自嘲)しました。
原作キャラもリアル路線ではなく、デフォルメがきいてますが、
アニメは線を少なめにする方向で、よりデフォルメがキツイ感じです。
個人的には、アニメから入ったこともあり、
キャラデザはそこまでは気にはなりませんでした。
人物以外の描写が立体感のあるリアル路線なので、
キャラを背景から浮き立たせるための一つの選択なのかもしれません。
ストーリーに関しては、予想を裏切るような展開が多く、
各話盛り上がりがあり、ギャグとシリアスの振れ幅も大きく、
とても楽しめました。
あえて難をいうとすれば、
チームワーク、切磋琢磨による"共に成長"の押し出しが少しクドく感じたのと、
第3部隊の人たちは、仲間意識が強い、いい人ばかりで、
組織における人間関係の複雑さのようなものが感じられず、物足りない気がしました。
オープニング・エンディングに海外のアーティストを使用するという
新しい試みは、良かったと思います。
前々から、アニメの主題歌が一部のアーティストに集中する傾向があり、
気になっていましたので、その打開を評価したいです。
音楽家としては、アニメとのコラボは、
自分の楽曲をより広く聴いてもらうためのチャンスでもあるので、
アニメ制作側と楽曲制作側がオープンにマッチングできるしくみがつくられ、
幅広く才能が発掘、知れ渡る環境が整うととといいなぁなどと
ぼんやりと思った次第です。
まあ今は個人で発信できる時代ですので、発信力次第なのかも知れません。
杞憂かも知れませんが、選択肢の狭い環境で決まってほしくはないなと。
P.S.エンディング、「俺の盗撮フォルダが火を噴くぜ!」状態でワラタ。