カミタマン さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
3番キャッチャー黄前
2024.12.31 初投稿
2025.01.01 タイトル付けました(付け忘れ^^;)
結論を先に言えば、すごく面白かったし感動しました。
傑作だと思います。
自分は原作未読ですが、前作で久美子が部長になった時点で物語の終着点は確定したように感じました。
物語の展開上、黄前部長の代で北宇治吹奏楽部が全国大会金賞を獲る以外の話は考えられません。1期から通して大前久美子が入学して(滝先生が顧問になって)金賞を取るまでの3年間(実質2年半くらい?)の北宇治高校吹奏楽部の物語ということになると思います。
実際その通りのストーリー展開で、率直に言えば種明かしをされてから手品を見たようなものなのですが感動しました。
なぜ結果が分かっていてもこんなに感動するんだろう?不思議な物です。
「友情・努力・勝利」いわゆるジャンプ三原則効果?w
あとは、やっぱり久美子に感情移入して見る点が大きいかと思います。
三年間の部活動の疑似体験(それに実際の自分の体験も重なってくる)
そして最終的に京アニに起こった出来事とコロナ禍といった、7年の時を経ての現在である2024年に帰結する演出
黄前久美子や京アニ、自分自身の7年間を想起して、色々熱くなりました。思わず鬼軍曹先生のようになってしまいました。
とはいいながら、自分はこのシリーズのエピソードやキャラクターの思考にちょいちょい違和感を感じてしかたないのです。あすか先輩の退部問題やのぞみぞの問題、初期の奏、みっちゃん、初期の優子先輩・・・
今回はソリ問題!!w
物語の中核をなす問題なのですが自分としては「誰が吹いても良いのでは?」とずっと感じていましたw
例えば、野球に置き換えてみると
別に誰が4番を打っても良くない?部長が3番でも構わないのでは?
それを部長が4番であるべきと考えるのはちょっと違うと思います。
自分としてはそんな風に感じました。
なので、ソリ問題に関しては割と冷めてみていましたw
最終的には久美子自身からもそのような考えが述べられ、「だよねw」ってなりましたw