STONE さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
とりあえず簡単な感想
原作は未読。
2期もので、主人公の友崎 文也だが、1期の頃に比べるともう男女問わずクラス
ヒエラルキーの上位にいるような連中と友達になっていることで、本人もそういった位置にいる
ようになっており、もう「弱キャラ」とは言えないような状況。
内容的には前半は夏林 花火のいじめ問題が、後半は文化祭前から当日に掛けての友崎、
菊池 風香、七海 みなみの恋愛模様が主軸。
前半は紺野 エリカのいじめが長々と続いていたので、その分結末に関しては溜飲が下がる
思い。
ただ日南 葵による解決と言うか、報復と言うか、そのやり方は結構えげつないもの。
彼女の能力からすると実行自体はそれほど難易度の高いものではないだろうが、実行に至った
感情的背景は謎のまま。
1期の頃から自身の生き方や友崎への教えの内容など、ある種の頑なな信念のようなものが
感じられたが、「やはり過去に何かあったのか?」との思いが強くなり、その真相が気になる
ところ。
後半はついに友崎に彼女ができるが、選択したのは風香。
友崎の感情に従っての選択ではあるが、彼女作りがリア充になるための課題の一環として
考えると、向こうから告白してきたみなみより、友崎自身から告白する風香の方が、課題への
対応という点では意味がありそう。
メタ的にも、風香の方は自身にも色々問題があったりするので、今後の話作りがしやすそうで
ある。
「彼女作り」という行為を、課題として葵に命じられてやるというのも、「どうなの?」と
思わなくもないが、風香への思いは嘘ではないだろうし、課題うんぬんは別にして、誰かに
背中を押されないと友崎自身からはなかなか動くことはなさそうだから、これはこれでいいのか。
2024/07/28