タック二階堂 さんの感想・評価
2.8
物語 : 1.5
作画 : 2.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
ちゃんとした小説家が描く、分からせる気がない異世界ファンタジー。
詳細は公式サイトでも。
角川文庫より刊行された冲方丁さん原作小説のアニメ化作品です。制作はライデンフィルム。作者は『天地明察』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞を受賞している“ちゃんとした”小説家です。
ケモミミだらけの世界に、ただひとり人間の姿の少女・ラブラック=ベルが自分と同じ種族を探す旅に出るといった内容のようですね。
初回は、まあイントロダクションなので、キャラの顔見世と世界観の紹介といった感じ。次回から本格的にストーリーが始まるのでしょう。
話は面白そうではありますよ。
ただやっぱりライデンの作画には不安しかないといったところ。期待感はありますが、半々といったところでしょうか。
=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
設定てんこ盛りで、その設定説明に処理が追いついていない感じですね。
なんというか、作者の頭の中にはクリアになっているのでしょうけど、観ているほうは何を見せられているんだという印象を受けます。
その設定が、理解の範囲内ならまだしも、作品独自の世界観によるところの設定なので、理解しようと意気込まないで気楽に観ようとすると、まったく置いてけぼりになる感じなんですよね。
現状、ギリギリといったところでしょうか。
{/netabare}
=====第3話視聴後、追記です。
{netabare}
なんていうんでしょうね。まあ、ひとことで言えば「観る人(読む人)に分からせる気がサラサラない」作品とでもいいましょうか。
作者の頭の中で構築された世界の特殊な用語を、ただただ文字にして表示させるだけ。それが何を意味するのか皆目わからない上に、しかも重要なキーワードなもんだからお手上げです。
「俺の遺したあいつの中の導き手(ガイダンス)が、やがてあいつを、俺たちですら届かなかった場所へと導くだろう」
ちょっと何言ってるかよく分からないです。
理解を放棄した以上、もう続きを観ることはできないですね。わからない理解力のない人はお断り? なら、もっとみんなが分かるように話を作れ。
現場からは以上です。
{/netabare}