ムッツリーニ さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
作者の思い出のパッチワーク
魔法の実力が全ての階級社会を筋肉の力でぶち壊す話。
どこかで見たような世界のどこかで見たような学校でどこかで見たような主人公が勧善懲悪をキメまくる。具体的にはディストピア世界のハリポタの学校でワンパンマンが暴れまわる話です。
正直設定にオリジナリティが感じられないし、ギャグのノリもキャラの奇行にでかい声でツッコむか、内心で疑問を呈しまくるという、「銀魂」や「ボーボボ」のスタイルを擦りまくるので徐々に真顔になってくる。
しかも世界観だけは変にシリアスなので、パクリにしてもネタなのかマジなのかよくわからんというのが結構致命的に思えます。
ストーリーも少年漫画の定型文といった感じで、盛り上がりはするが面白みには欠ける。
キャラクターに関しても、セリフを極端にし、「とりあえずやばい人」になるように描いている、らしいですが古今東西もっとやばいキャラはごマンといるし、そういうキャラが発する特有の狂気のような物が感じられない。
辛辣なことを言ってしまえば、過去にヒットした作品の上っ面をなぞっているだけで、まるで自由帳に書いた「ぼくのかんがえたさいきょうのまんが」を見せられているような感覚に陥る作品ですね。
作者は良くも悪くも「普通の人」なんでしょう。
あ、でも2期のOPの「Bling-Bang-Bang-Born」は名曲なのでぜひ。