nyamu さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ストーリーに引き込まれる
アマプラで評価が良かったので何となく選んで視聴。
「算法少女」
当時の和算書で唯一、著者が女性名義になっている珍しい本(Wikipediaより)
この和算書の著者をモデルとしたフィクションの同名小説が原作のアニメ。
キャラクターデザインや美術は独特で、おそらくキービジュアルでは選ばれにくいのではないかと思う。
でも、だからこそのアニメの多様性と、作品の肝はやはりストーリーなのだと改めて実感できる作品。
江戸時代の和算に秀でた少女「あき」と、和算の派閥争い、その他時代背景に沿った素朴な町人風景が描かれ、その中であきがちょっとした流れに巻き込まれる、というストーリー。
省力的作画に見えるが、あきが算法の解読を行う場面などでは幻想的な美しい描写があるし、絵は見慣れるものでずっと見ていると味が出てくるから不思議だ。
視聴後の満足感は評価ポイント以上でした。