タック二階堂 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
これは★オール5でしょうがない。
詳細は公式サイトでも。あるいは集英社『少年ジャンプ+』の当該サイトでも見てください。
原作は「チェンソーマン」の藤本タツキさん。制作はスタジオドリアン…というより、監督の押山清高さんといったほうがよいでしょう。なにせ原画の約5割を自身が担当されたとか。まさに、本作をアニメとして昇華させることに全力を注いだという感じですね。
んーっと、あらすじとか諸々の話は、他の方や山ほどYouTubeに上がっている感想動画などで言及されていますので、そちらをご覧になられたらよいかと思います。
すでに公開から1ヶ月の現時点(7月末)で、観客動員70万人、興行収入12億円という大ヒットを記録しています。
メインの声優が河合優実、吉田美月喜という、いわゆる女優ということで、専業声優よりも落ちるのではないかという懸念はありましたが、杞憂でしたね。お二人の演技も素晴らしかったです。
そして、本作の音楽全てを担当したのがharuka nakamura。観た方はわかると思いますが、ラストシーンは白眉のひとこと。ただただ、デスクで漫画を描き続けている藤野の背中と、大きな窓。そして、主題歌「Light song」とともに、東京の暮れゆく空の移り変わり。もうね、滂沱の涙でした。
「クリエイターなら、二人の心境をうんぬん」といった御託は言いたくないかな。よく耳にするネットミーム「考えるな、感じろ」なんて言葉、あんまり意識したことなかったんですが、本作で生まれて初めて腹落ちした感じです。
えっと、まだ劇場公開中なので、観てくるといいですよ。