ひろたん さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
前章の最後、わくわく感がすごい。はたして、後章はどうなる?
素直な感想を先に言うと、前章に比べると少しイマイチに感じました。
■前章について
{netabare}
前章は、とても面白かったです。
女子高生たちの緩い日常からのシリアス展開。
ジェンガのように、秘密や伏線をこれでもかと積み上げ、
後章は、その積み上げたブロックを一つずつ外していくのではなく、
一気に叩き崩すような展開が待っているんだろうなと期待させるような終わり方。
もう、わくわくが止まりませんでした。
{/netabare}
■後章について
{netabare}
蓋を開けてみたら、前章の終わりに抱いた期待とは、遠い展開。
確かに、主人公の秘密は、王道でありながらも面白いと思いました。
でも、その秘密を活かしきれていない感じがもったいないと思いました。
結局、最後は、主人公とは違うところで物語が収束に向かいます。
もし世の中にある物語の終わりが0と1で二分できるなら、がち0の方。
それでも"女子"たちの日常は、その後、淡々と続いていくのかと思うと、
ある意味、妙なリアルさもあって怖いとも思いました。
実は、この物語の本質は、SFではく、"女子"そのものかもしれません。
{/netabare}
■まとめ
救いがない結末のはずなのに・・・、
それでも、そんな結末すらも青春の思い出の一つにすぎなくしてしまう。
物語の途中までは、イマイチと思っていましたが、この最後は嫌いじゃありません。
いや、むしろ好きかも。
私は、病んでいるのか?鬱なのか?