タック二階堂 さんの感想・評価
2.2
物語 : 1.5
作画 : 1.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 1.5
状態:途中で断念した
無題。
詳細は公式でも。
KADOKAWA『電撃文庫』刊行中の高村資本さん原作ラノベのアニメ化作品です。制作は初の元請け作品となるROLL2です。
まず目に飛び込んでくるのは、ふわっとした(ぼんやりした)輪郭の、さほど良いとは言えない作画のキャラデザ。
ストーリーは、小学生のとき主人公・白崎純の家の隣に双子の姉妹・琉実、那織が引っ越してきたというところから始まります。
そしてAパートで琉実視点の中学までの道のり(純と付き合って別れるまで)を描き、Bパートで那織の道のりを描くという、対比視点。
まあ、この設定なら、それが最善手かなって。これにより、双子のキャラを紹介しつつ、純もどんな人間なのかを見せることができると。
それが面白いかどうかは、また別の話として。
痛し痒しってところですよね。たとえば、双子それぞれのイントロを2話に分けると、本題に入るまでのテンポが悪くなる。でも、この1話のようにA、Bパートで処理すると、どうしても話が薄くなるというか。
これが小説なら、多少は許されるところもあって、おそらくは章で分けたんじゃないかね。しかも、ほぼ同じ時間軸で別視点を描くというのは小説ではよく見る手法なので。
ま、なので明らかにこの初回はイントロダクション。
次回からが本番だと思うので、いちおう3話までは様子見したいと思いますよ。初回の印象は、やや悪い寄りの普通でした。
=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
いやあ、う~ん…
まず目につくところから。作画がもうホント、なんだかなぁ。今どきのスマホゲームだって、もっとまともなキャラ作画で描かれていますよ。主要キャラ3人がモブみたいだもん。弱いのなんのって。
んで、内容ですが、なんか何も惹かれないのが致命的ですね。
今後、目的が明確になるのかもしれませんが、何のために双子の姉が彼氏と別れ、それを妹に譲ったのかわかりません。いや、いちおう「あの子にはあなたしかいないの」とは言ってますが、そんな理由で飲み込めと?
そして、その姉の思い通りに彼氏は妹に告白し、付き合うことになります。いや、なんだそれ。男のほうが、まず主体性なさすぎですよね。姉に振られたから、じゃあ妹でいいや。妹も、いくらずっと好きだったとしても、そんな明らかに譲られた感ある中で、はいそうですかと受け入れる?
なんかもう、ねえ?
いちおう3話までは観ます。熱い譲り合いになるのか、それとも三角関係に移行するのか。そこまで見届けましょうか。
{/netabare}
=====第3話視聴後、追記です。
{netabare}
これを小説で読むなら、それはそれとして飲み込めるとは思うんだけど、アニメとして映像がついて声優の声で話していると、途端に違和感しか覚えないモノへと変化する。文語と口語という、同じ言葉でも発露する媒体に合わせた言語というものがあるのだ。
これは、文語を無理やり口語の媒体に押し込めた何かでしかない。
だから、観ているほうは常に居心地の悪さを感じるわけで。今回、やおら絡みが増えた教授ことモリワーティこと森脇というキャラ。もう、狂気にしか感じない喋り口調。こんな人間がどこにいる?
双子の言動も、主人公の行動にも理解が難しい。
や、百歩譲って同曜日の「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん」レベルのキャラ作画なら許せるところだけど、言い方は悪いけど「何だこりゃ」レベルのキャラ作画でやられると見ていられないです。
最後に双子姉の謎で引っ張るという横手メソッドを出してきましたが、何の興味もなくなりました。セオリーの3話切りですありがとうございました。
{/netabare}