タック二階堂 さんの感想・評価
2.4
物語 : 1.5
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:途中で断念した
主人公のキャラを好きになれるかどうか、のなろう異世界モノ。
詳細は略。
はい、なろう。
制作は前期「じいさんばあさん若返る」を手掛けた月虹です。
ほとんど説明らしい説明もなく、13年前に突如ダンジョンが出現した現代社会といった設定。まさか、テレビのクイズ番組で回答者に世界観を答えさせるという斬新な手法。
んで、作者はモブキャラと言い張るけど、どうみてもなろう主人公のテンプレな黒髪ホスト系ルックスの主人公。テーマパーク内にあるアトラクションのような扱いのダンジョンで、低層階でスライムを狩ってお小遣いを得ているという世界観です。
んで、低層階で「こんなところにいるはずもない」金色に輝くスライムをキンチョールで屠ると、レアアイテムの「サーバントカード」をドロップ。売れば10億円にはなるというカードですが、英雄になりたいというモブ主人公が召喚すると、なんとも可愛らしいサーヴァントのバルキリー・シルフィーが登場しましたよっと。
「打ったら10億円のレアカード」だけど、使って召喚したら売れない。どうしよう、と延々と「10億かぁ…」を言わせて視聴者をイライラさせる手法。ナヨナヨ系モブ主人公は意を決してカードを使い、サーヴァントを召喚! 可愛らしいけど強いシルフィーはスライムをサーチし、主人公はキンチョールで撃破していきます。
ある程度、スライムの核をゲット。「じゃあ、今日はこのへんでおしまいにしようか」とカードを差し出すと、戻っていくサーヴァント。また、元のレアカードになりましたと。
はぁ?
いや、お前、それ売れんじゃん!
とまあ、この程度のバカみたいな設定の矛盾をスルーするレベルの作品です。極めて離脱に近いですが、次まで観てみることにしますね。
=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
まずは作画。2話目にして、一気にクオリティが落ちました。特にキャラ作画。主人公の顔が崩れ始めたって印象です。
で、だ。
2話にして主人公を好きになるどころか、よりいっそう嫌いになってきました。2階層に行って、ゴブリンと遭遇したら幼女のサーヴァントを置いて逃げようとするなんてのは序の口。光るゴブリンを倒したらドロップしたレアな赤い魔核をシルフィーに食わせたことを後悔。それも売値が200万円と知った途端に。そのあとに「まあ、助けてくれてるし、いいか」となりますが、そもそもギルド職員に買取価格を聞く時点で金に汚いということ。
こういうところに作者の性質って出てきますよね。「ろうきん」「ポーション頼み」の作者と似ていますね。
たぶん、この作者とは友達になれないなぁ。幼なじみにダンジョンに潜っているところを隠す態度とかも、なんか嫌だよねぇ。次で判断します。
{/netabare}
=====第3話視聴後、追記です。
{netabare}
3話まで観ましたが、右肩急降下ってな感じで、回を追うごとにひどくなってきました。
まあ、その大半が主人公の性格というか言動なんですが。
そもそもがサーヴァント頼りで、自分は魔物が襲ってきたら尻餅をついて(何度も)「あわわ、どうしよう」的なリアクション。これがもう見ていて非常にストレス。
ストーリーもねぇ。
やってることはダンジョンに潜って、魔物を狩って、サーヴァントたちに魔石を食わせて、地上に戻って幼なじみにダンジョン探索をごまかす。これだけ。
なにか目的のようなものがあるのか、ここまではサッパリ見えてこないんですね。
で、幼女のサーヴァントたちを魔物と戦わせて、ドロップアイテムゲットだぜ! の繰り返し。
面白くなりそうな気配がないので、セオリーの3話切りです。
{/netabare}