タック二階堂 さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
P.Aの三連星。その一番星推参。
詳細は公式でも。
黒い三連星ならぬP.Aの三連星。そのガイア的存在なのが本作です。原作は、えーでるわいすが開発し、マーベラスより発売された和風RPGゲームです。
豊穣の神の血筋である主人公のサクナヒメは、両親の残した遺産を食いつぶしてニートやってましたと。あるとき天界に紛れ込んだ人間の子どもたちと侍一人を入れてしまった罪で、サクナヒメは子どもたちとともにヒノエ島に出現する鬼の討伐やその原因調査を命じられますというストーリー。
うん、初回としてはスッキリとわかりやすい導入で良かったんじゃないでしょうか。
アクションシーンの作画も、さすがP.Aといったところ。
原作があるため仕方ないですが、子ども向けな感じのキャラデザには好き嫌いありそうですが、これからどんな展開になるのか気になるので楽しみですね。
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
なんていうんでしょうね。小さい子に観せたい作品というのが、最終話まで観た感想になります。Eテレで土曜の夕方にやって然るべき作品だったんじゃないかな。
お米を作るのは大変なんですよ、というのが分かる作品。
そして、わがままいっぱいだったサクナが、豊穣神として、そして闘神の子として成長していくストーリーは、シンプルに観ていて安心感がありました。
仲間との共同生活。そこを通じて、別々の方向を向いていた面々が、次第に結束していく。そういった過程を、丁寧にじっくりと1クールを使って描き切ったという印象です。
P.A.WORKSが、本作をちゃんと面白いものにしようという心意気を随所に感じる良作でした。うん、良かったですよ。
{/netabare}