タック二階堂 さんの感想・評価
2.8
物語 : 1.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 2.5
キャラ : 2.5
状態:途中で断念した
「ダンまち」作者が「マッシュル」を書いたら…
詳細は公式でも。
講談社『別冊少年マガジン』連載中の大森藤ノさん原作、青井聖さん作画担当のコミックのアニメ化作品です。制作は「プリンセス・プリンシパル」のアクタスと「BIRDIE WING -Golf Girls' Story-」のバンダイナムコピクチャーズの共同です。
バンダイナムコグループの両社が共同制作ってことで、作画が非常にレベルが高い初回の印象です。
まあ、異世界ファンタジー作品ではありますが、凡なろうとは一線を画す奥行きを感じる世界観といったイメージ。原作者は「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」を書かれた方です。
で、設定としては魔法絶対至上主義の世界において、魔法を一切使えない主人公が腕力と剣技などでのし上がっていくという、完全に「マッシュル」と同じものになります。
初回は、まあ世界観の説明が多い地味な話でしたが、あんがい悪くないなという印象です。主人公の目的も幼なじみとの約束を果たすため、この世界で高い権威を持つ至高の五杖(マギア・ヴェンデ)を目指すというのが冒頭から提示されているので、凡なろう作品のように無目的に行き当たりばったりで話が進むというものでもない感じ。
とりあえず、継続視聴しますね。
=====第6話視聴後、追記です。
{netabare}
バトル作画は非常に秀逸。よく動くし、迫力もあって見ごたえある作品に仕上がっていますね。
ですが、ストーリーは…
まあ、正直に言えばあんまり面白くはないですね。
「ダンまち」でも感じたのですが、なんていうかなぁ…
主人公が、いわゆる紋切り型のキャラクターというのか。たとえばね、今回で言えばシオンが「俺と戦え、落ちこぼれぇ!」的なノリで襲いかかっているのに、反撃をせずに「なぜだ、シオン! 僕は君と戦う理由なんてないのに!」と。
いや、戦えよ。
で、そうやってグズグズして、いざ「僕は本気でシオンと向き合わなくてはならない」なんつって、いざバトル開始! となったら、「やめなさーい」とコレットちゃんに邪魔されるという。んで、そこでコミカルタッチのデフォルメ。
いや、そうじゃないでしょ。
そもそも、いつまでこんな学園内の小競り合いを派手なバトル作画で見せる気ですか? 本題にはいつ入るの?
とまあ、ああ、こういうイライラ展開は「ダンまち」もそうだったなーって思い出しました。話を長引かせるためには、こういう展開にしないとしょうがないんでしょうね。「転スラ」と一緒。
{/netabare}
=====第7話視聴後、追記です。
{netabare}
悪癖だねぇ。今話の序盤、ユリウスが煙幕を張ってからの分身攻撃。これに主人公が動揺するわけです。
からの、剣による無双。取り巻く2人を瞬殺。分身の魔法など、エルフィが2歳のときに開発した技だ。僕は、その魔法の長所と欠点を知っている!!
あのさぁ。
知ってんなら動揺すんなよ。ハナっから、それやれよ。
こういうとこなんですよね。
ああ、主人公ピンチ。でも、実は余裕でしたー残念。こんなもんでカタルシスを得られるとでも?
しかも、王冠を緑髪のエルフに取られてチャンチャン。
あほくさ。
「ダンまち」もそうでしたが、こういうモンキー・ビジネスがお得意ですよね。なんか、観ていてイライラするんですよね。こういうのが好きなんでしょ?感がすごくて…
もう、さすがにこれ以上は面白くなりそうもないですね。ここらで断念します。お好きな方にはごめんなさいね。
{/netabare}