さあや さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
魔法少女の終わりとは、未来の自分って何、芸能界の過酷さも知れる
現代にもいろんな魔法少女アニメがありますが、この作品は元祖魔法少女アニメのダークホースと言っても過言では思います。
まず最初に、魔法少女✖️アイドル✖️深いアニメ✖️マイナーアニメ
がみたい方におすすめです!
全26話
あらすじは、思春期真っ盛りの少女(みほ)があるひ魔法道具を手に入れて、きれいなお姉さん(ララ)に変身して、スターを目指して芸能界に飛び込んでいくという話です。
魅力は、思春期の少女時代をリアルに描いていると考えていて、たとえば、主人公がもつ、少女特有の妄想癖が度々出てきますが、うわーこんなこと自分もしてたわーって思わせられる場面があって、こんな感じで変身したかったなーと思ったこともあったなあ、意地悪してくる男子とかいたわーという感じで、今になるとあの少女時代の記憶はそうだったのかと思わせられる場面が続出です。小学校中学年ー高学年の女の子の思想や考え方をよく研究されているのだと感じます。主人公についてくれるマスコットキャラも好きです。
それぞれのキャラに主人公との関わり方が確立していて、お父さんはお父さんなりに主人公にアドバイスをくれるし、お母さんは母親なりの接し方や考え方があって、それぞれのキャラに関係する回もあってキャラの確立がしっかりしていると思います。
私の推しキャラは出てくるイケメンキャラ、ひろやさんではなく、スタイリストのこみさんです。笑
主人公のデビュー曲も昭和アイドルっぽくていいです。
改善してほしいと思うところは、やはり声優ですね、棒読みすぎて最初は違和感があったのですが、だんだん慣れてきます笑
主人公以外のキャラの声優は良いんですけど、、、なんでだろう。
私の一番大好きなシーンは最終回の最後のEDの持っていきかたです。
「過去も現在も未来も、全部今の積み重ね。。。
大切なのは今だけ、だからどんなに悪い状態の時でも、この世界には生きる価値があるんだ。
笑ってごらん、みほ、あと何年かしたら君は本物のララになれるんだよ。」
〜ED
「夢見てる、夢見てる、いつだって、、少しだけ、大人びた、未来の私」
ここでEDの歌詞の意味が理解ができるのが最高です。
最終回のEDへの持っていき方、最高です。