タック二階堂 さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
よくある「なろう異世界召喚系俺TUEEEEEE」ではあるが…
詳細は略。
はい、なろう。
制作は直近では「魔都精兵のスレイブ」を担当。そのほか「ブルーピリオド」「トニカクカワイイ」などを手掛けたSeven Arcs。制作協力に「変人のサラダボウル」のSynergySPという布陣です。
いわゆる「クラス召喚」系のなろう異世界俺TUEEEEEEモノではあります。
ただ、凡百のなろう異世界モノよりは、しっかりと設定が練られている印象。初回は、とにかく丁寧に主人公が他のクラスメイトや召喚した誘拐犯の女神に対し、しっかりとヘイトを溜めていく描写をしました。
そして、主人公の過去も効果的に回想で挿入。かなり抑圧された(DV描写など)幼少期を送っていたという印象を与え、それに加えて召喚し、不要だと廃棄を命じた女神に対し「クソ女神。生き残ったら覚えてろよ」というセリフが効果的になるわけですね。
復讐劇として、しっかりと布石を打っているのは好印象です。
また、なろう異世界モノではうんざりするほど目にする「ステータスオープン」も、女神が召喚にあたり、お前らの言語でわかりやすく表示してやったと説明。これがあるだけで、なるほどそういうもんかと飲み込めるわけ。
作画も、予想外によかった印象。ちょっと、各社とも「クソなろう」作品への取り組み方を変えてきたのかな。悪くなかったです初回は。ちょっと気になったのは、「状態異常付与」というスキルって、そんなにハズレか? というところだけでしょうかね。とりあえず継続視聴しますね。
=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
う~ん…
まあ、ね。そういう形でしか主人公を最強に仕立て上げられないのは理解できますけど…
まあ、要は「転スラ」「蜘蛛」展開ですよね。
しかも、途中でなにかに追われている金髪冒険者が描かれてましたのでね。ハーレム展開になるのかこれ?と、にわかに暗雲が立ち込めてまいりました。
まあ、ただ入りが鮮烈で、今も「どうやって女神(たち)に復讐するのか」が気になりますので、継続視聴ではあります。
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
禁忌の魔女に会えたところで、俺の復讐はこれからだEND。
うん、全編通して大きな問題のない、実に過不足ないオーソドックスな作りだったと思います。企画段階から、ここまでアニメ化しようという設計図に基づいて、制作スタッフがちゃんと仕事をしたなという感じ。
なので、ストーリー云々に関しては、女神に復讐するまでお預けといったところでしょうか。つまり、2期以降が来なければ駄作ということになります。
そして、その可能性は半々といった印象。
とにかく、楽しく1クール視聴できたので、じっくりと2期を待ちたいと思いますよ。
{/netabare}