タック二階堂 さんの感想・評価
3.1
物語 : 1.5
作画 : 3.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
はやみん劇場、開幕。
詳細は公式でも。
小学館『ゲッサン』で連載されていた斉藤ゆうさん原作コミックのアニメ化作品です。制作は、なんかお久しぶりねのノーマッドです。「邪神ちゃんドロップキック」とか、最近では「恋と呼ぶには気持ち悪い」を制作した会社ですね。
これね、タイトルだけ見て、いわゆる「高木さん」系の主人公が女の子に、いろいろなシチュでからかわれる系の話だと思っていたんですが、逆でしたね。
おちゃらけ系主人公の瑛二(CV:岡本信彦さん)に入学早々、一目惚れした凛が演技の一環的な感じで、いろいろなタイプの女の子(ツンデレとかクール系とか)を“やらされる”というお話。
まあ、ひとひねりあって面白いんじゃないですか。
恥ずかしがりながらも、いろんな女の子を演じる凛と、おもちゃにして遊びつつもツッコまれもする瑛二という、まあ「漫才」です。
原作者が大阪の方のようで、そういう漫才的なノリというのが好きだってことなんでしょうね。そして、これはね、凛を演じる早見沙織さんありきの作品とも言えます。
業界屈指の美声。そして、役の幅が広い。さらにはコメディの演技が秀逸。
まさに「はやみん劇場」といった感じです。内容はまあ、いわゆる「サザヱさん」方式の小さいエピソードを積み重ねていく系。エピによって当たりハズレもありそうです。
=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
ギャグアニメなんだから、ですべてが許されると思ったら大間違いですよ。
いくらなんでも時間経過が爆速すぎですよ。1話で入学かと思ったら、もうクリスマスだの初詣だの言ってますからね。
当然、展開が爆速であれば、キャラの関係性に対する深堀りがなされません。それが顕著なのは瑛二が「そういえば七倉って○○だもんな」的なセリフを言うとこ。そんな描写が一切ないもんだから、こっちとしては「え? そうなの?」になるわけです。そこまでキャラの性格知らねえよって。
いいですよ、「サザヱさん」とか「ドラえもん」みたいに同じ1年を繰り返すというのであれば。でも、それは30年も40年も放送すればの話。観ているこちらも、このキャラはこういう人なんだという共通認識が構築されるから。1クールアニメの2話でそんなことやらなくても…
で、正直もうすでにヒロインのキャラ変ネタが飽きてきちゃったんですけど、それは…
{/netabare}
=====第3話視聴後、追記です。
{netabare}
飽きた。
いやあ、飽きるねえ。4コマ漫画なのかね。とにかく話のつながりがまったくないまま、ブツブツと切れた話を延々見せられます。やー、時間経過が遅いのなんの。やっと終わったかと思ったら、まだAパートだという。
まあ、それでもね、4コマ漫画を面白く構成して30分アニメに作り上げた作品はいっぱいあるでしょ。「けいおん!」とかさ。誰よ、シリ構? なになに? カッキー柿原?
ふうむ。
「白い砂のアクアトープ」も「青のオーケストラ」も「Buddy Daddies」も、構成という意味では微妙っちゃ微妙だったかもなぁ。まあ、レッドテイル先生よりはマシだけれども…
原作が4コマか知らないけれど、もう少しこう、面白く見せる工夫ってないんですかね? 正直、まるで面白くないです。はやみんの七変化だけでは30分アニメ1クールは持たんですよ。
キャラ作画も、確かに原作準拠っぽいようなんですが、ネットで見る限り、原作キャラデザのほうが可愛いですよ。なんか、ただの絵が下手な人が描いてる絵って感じ。
ま、いずれにしても、もう観るのが苦痛なので離脱しますね。お好きな方にはごめんなさいね。
{/netabare}