タック二階堂 さんの感想・評価
2.1
物語 : 1.0
作画 : 2.0
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 2.0
状態:途中で断念した
すべての面で低クオリティな「なろう異世界」モノ。
詳細は略。
はい、なろう。
制作は「球詠」「賢者の弟子を名乗る賢者」「農民関連のスキルがなんちゃら」、前期「HIGHSPEED Étoile」を担当したstudio A-CATです。
まあ、A-CATという時点で察しろという感じですね。
作画のまずさを誤魔化すためか、バトルシーンの画面が暗いのなんの。何やってるかサッパリわからねえという。
話も面白くないですねぇ。
いくつもの戦功を挙げたという主人公が、今回の攻城戦で「しまったぁ。敵の領主を見せしめて殺すぐらいすればよかったか?」とか。いや、なに初陣みたいなこと言ってんだよ、今までどうしてたんだよという。
こういう齟齬を平気でスルーするぐらいの内容。
俺は人間だから、人間を殺すことなんてできない? 悲しいけれど、これって戦争なのよね? 雑兵はいくら死んでも仕方ねえってか?
ま、おそらくは原作の問題もあるのでしょう。ていうか、大半は原作の問題だと思うけれども。いちおう次までは観ますが、極めて断念に近い作品なのは間違いないです。
=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
作画は言うまでもなく、ストーリー、演出などすべての面において低クオリティ。今回は、特に演出面での質の低さに辟易としました。
たとえば人間サイドの白薔薇騎士団とかなんとかいう組織の団長・アリステラが、なにやら軍のお偉いに呼ばれたシーン。
「白薔薇騎士団団長・アリステラ、参上いたしました」
「呼ばれた理由はわかっておろうな?」
「リバリアスの奪還、でありましょうか?」
「これ以上、彼国に舐められるわけにはいかん。行け」
えっと…
わざわざ呼びつけて指示する内容ですか、これ?
それに、この話すべてにおいて言えるのが、なんか会話のテンポというか、間というのが不自然に感じました。会話などが行われた後、ちょっとした間が入るので、その後になにかあるんじゃないかと思わされるのに、特に何もなくシーンが切り替わる感じ。
まあ、これが尺稼ぎなのかもしれないですが、こういうジャブのような不自然さが積み重なって効いてくる感じを受けるんですよね。
あとは、基本的に絵が下手だなって。
雑というより(雑というのもあるけど)、なんか下手なんですよね。
さらに劇伴が絶望的に合っていない。
特に感じたのが、街でメイドのサティが見破ったインチキ手品師からインネンをつけられたときの劇伴。妙にシリアスで合わない感じでした。
で、そいつら(ゴロツキ)から人間軍の動きの情報を得るわけですが、ちょっと待って。そんなゴロツキの情報で自軍を動かします?
とまあ、全体的にやってることが低レベルに感じるんですよね。それに、質の低いハーレムになりつつありますしね。
とりあえず次も観ますが、そこで取捨の判断をしたいと思います。
{/netabare}
=====第3話視聴後、追記です。
{netabare}
なんですか?
他のなろう系と違って、主人公が人間らしく、命の尊さを大事にしているキャラなんですよ、どうですか? 差別化できてるでしょ? とでも言いたいんですか?
裏切り者のゴブリン副団長。
言動も行動も何もかも悪辣です。で、主人公チートで捕らえます。でも、命を奪うのは忍びない。「僕の、この人間としての心が今後、足を引っ張るかもしれない」じゃねえんだわ。
話が不自然極まりないですよね。
なんかさ、なに? お色気団長に裏切り者が自軍にいることを報告するために、風呂場にGO。超エキサーイティング! ってなると思います? しかも、そんな作画で。
低クオリティなのは言うまでもないのですが、話がもう頭悪そうとしか言いようがない。これは観続けるのは無理ですね。
{/netabare}