877ばなな さんの感想・評価
2.6
物語 : 1.5
作画 : 3.0
声優 : 1.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
わずか数か月で音楽を職業にしないでほしい
一度見ると決めたものは、どんなに期待外れでも最後まで見ることにしている。
「ガルクラ」を完走できて、正直ほっとしている。個人的にはしんどかった。
とにかくいろいろな点で共感できなかった。
最も共感できなかったのは、仁菜がほとんど音楽経験がないのに「プロを目指す」と言ったことだろう。
もしバンドリのようにアマチュアだけど音楽に向き合うというような話なら、評価は違ったと思う。
上京してちょっと歌っただけで、職業として選択するほど音楽は甘くない。
とんとん拍子でプロになった。しかし中身が幼くてプロとしての自覚がなく、無謀にも引き受けた対バンでは相手に頭を下げざるを得ない状況になった。
それでも仁菜はそれをよしとせず、敵前逃亡する形で退所。
プロになったのなら、収益を上げなければならない。割り切らなければならないことはある。
やりたいことはやるが、やりたくないことは拒否ではプロとしては失格。説得しきれない桃香たちにも責任がある。
最終的にフリーという形で、身の丈に合った活動をすることに決めたというのは、最後だけほっとした。
オープニングにあったみたいに、とんとん拍子で武道館まで行きつくのではと思っていたので。
エンジニアのナカタさんの言葉は重い。
「10年生き残ったらタダで仕事してあげるよ」というのは、エールではなく、「あなた方では無理」と言っているように感じた。
仁菜があまりにも幼く、トゲトゲにそれほど可能性を感じなかったのではなかろうか。
「絶対生き残ってやる」と執念を燃やしたダイヤモンドダストのほうが好感持てた。
さて、リアルのほうのトゲナシトゲアリはどうなっていくだろう?
アニメの効果で4thライブまでは成功するだろう。
来年になるとAve Mujicaのアニメが控えている。
その印象にガルクラが上書きされてしまうか、それとも残っていけるか?
真価を問われるのは来年2025年だろう。