みなみな さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 2.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
ザ・2000年代のラノベアニメって感じ
さすがに放送が2005年ということもあり、時代を感じる作品です。
それが気にならない方はそれなりに楽しめるんじゃないかと思います。
バトルものとはなっていますが、結局、一番の見どころはシャナと坂井悠二の恋愛模様だと思います。
以下、項目ごとに評価の詳細を書きます。
物語・・・いとうのいぢ先生の可愛らしい絵に対して意外とダークな話です。自身の存在が徐々になくなっていくトーチの設定とか、全体的な世界観の作り込みは結構練られていて面白いと感じました。
ただ、指摘している方も多いですが、作中の用語を覚えるのが大変・・・。そこは個人的にはちょっとマイナスです。
原作第一巻の発行が2002年のため、おそらくエヴァブームの影響を受けているのではと勝手に考察。いわゆるセカイ系です。
声優・・・言うまでもなく、釘宮理恵さんのツンデレボイスが最高です。ぶっちゃけこの作品の見どころの半分くらいはそれではないかと・・・。
キャラ・・・個人的な好みにはなりますが、キャラの魅力がシャナ一強すぎるかなと思います。特に男キャラの扱いが雑で、佐藤とか田中とか、名前が平凡すぎるしモブキャラみたいな扱いを受けているように見えます。
もうちょっとシャナ以外にインパクトのあるキャラを作った方が良かったと思います。
作画・・・20年近く昔の作品なのもありますが、良くはないです。鬼滅の刃レベルの作画を求めてはいけません。
音楽・・・OPとEDどちらも素晴らしいです。今でもたまに聴きたくなります。
特にEDは、孤独で本当はか弱い少女のシャナの背中を押すような歌詞となっており、作品に合っていて良いですね。