「ガールズバンドクライ(TVアニメ動画)」

総合得点
70.0
感想・評価
132
棚に入れた
276
ランキング
1626
★★★★☆ 3.7 (132)
物語
3.7
作画
3.7
声優
3.4
音楽
4.0
キャラ
3.7

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ネタバレ

Bハウス さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

終わりなき旅

この作品のレビューなので
タイトルから意味持たせたかった

各話サブタイトルがリリースされた楽曲から
ついているので

アンサーとしてミスターチルドレン
(サブタイトルに選ばれていない)の名曲から
取ったんだけども

最終回見るまで「マシンガンをぶっ放せ」だったんで
心境の変化がフジヤマ張りのフリーホールw

熊本から上京した井芹仁菜
彼女は高校でイジメられたのをきっかけに
中退をして家を飛び出した

苦しい時を救ってくれたのが「空の箱」という楽曲であり
歌っている河原木桃香が川崎の駅前でライブ配信
していたのであわててかけよる

大ファンと言われた桃香は
仁菜を連れて吉野家で牛丼をおごった後
おもむろに切り出した

「私は明日旭川に帰るんだ」

持っていたギターに「中指を立てていけ」と
メッセージを書き託す桃香

だが仁菜は未練を持っているのなら
残るべきだと伝えいきなり空の箱を歌い出すw

今回ラブライブと同じようにバンドありきで
オーデションしたキャストなので芝居の素人感はあるけれど

物語が思春期に抱えるやりきれない思い
大人として見えてくる理想と現実の差を
辛酸舐めて感じているから

生っぽさという意味では既存声優の
固定観念は邪魔でしかないので逆に評価している

3人目に桃香が誘うドラムのすばるは
バンドの潤滑油のポディションでありながら
女優である祖母の期待に縛られて噓をついているし

キーボードの智は実母の情事を見て
激しい嫌悪感から家を飛び出しているし

ベースのルパさんは両親が別離した上
父親が事故死という悲劇を笑顔で隠しているので
一筋縄ではない個性と闇があるんだよね

物語のカギとして出てくるのが
桃香が高校時代に組んだ「ダイアモンドダスト」と
桃香脱退後にボーカルをしている仁菜の友達だったヒナ

8話でクロスオーバーしていくことで
トゲナシトゲアリとしての覚悟を桃香は決める

仁菜が桃香の胸ぐら掴んで「私で逃げないでください!
ここにあなたに救われた人がいる あなたと一緒に歌えて
幸せだと思っている私がいる」という告白

花田先生が放映後に下ネタしりとりしていた
という後日談ポストするくらいみんなに刺さりましたよw

そこから11話のベイキャンプでの両者の
ライブシーンは楽曲の高さもあるんだけど

ダイダスのメンバーがみんなで小指立てて
宣戦布告していくのはホントに熱い

逆に勝負として決まった12話からの対決は
ダイダスのライブシーンはなくて町中から
楽曲が聞こえるという演出で

結果の残酷さに余計仁菜が悔しがるという構成
そこからぶれないでバンドメンバーに
自分たちの道を指し示すのもしびれる

運命の華を歌う直前に仁菜が言う
「始まりの目撃者です!」は
リアルライブのMCとリンクしているので
ロスになっている人は動画あさってみるといいよw

さて総評に入るわけだが
東映アニメーションのフルCGがほぼ滑らかだし

ライブシーンのカメラワークも
映像視点でカット割りしているから
見せ場がはっきり出ている

11話と最終話は途中でメンバーの回想的なシーンが
入るんだけど

全く逆の解釈で作っているからこそ
なんか彼女たちが救われたような気がして
また感動しちゃう

実はフォーマットで言えば去年放送された
「MYGO」と同じであり

トゲ出して蛍光灯ぶん回す仁菜は
燈ちゃんより厄介で好みが分かれるw

だけど行動原理理解しているから
初回のお約束謎ライブに目くじら立てることもないw

MYGO絶賛して本作を落とすようなら
そいつはあたおかなので表に出ない方がいい
(唐突なロッキン煽り)

追記

先日MYGOの青木陽菜さんがトゲトゲの
ギターカバーしたのに続き

最終回放映後にぼっちの青山吉能さんが
視聴するポストしていた

まさか3大バンドでフェスとかやるの?
どうなの? 教えて異次元フェスw

投稿 : 2024/06/29
閲覧 : 76
サンキュー:

5

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