「ガールズバンドクライ(TVアニメ動画)」

総合得点
72.2
感想・評価
237
棚に入れた
528
ランキング
1192
★★★★☆ 3.8 (237)
物語
3.7
作画
3.8
声優
3.4
音楽
4.1
キャラ
3.7

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ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

中指立てて生きていく!

3Dアニメですね。
バンド系アニメの3Dは増えましたね。

井芹仁菜は東京(川崎)に上京してきます。
で、スマホの電源を切らして道に迷い夜遅くになり入居先の鍵を貰えずに怒涛に迷う。
そんな時にずっとファンだった河原木百香の路上ライブで彼女に出会うも、河原木百香は明日には地元に帰ると言うのでした。
しかし、仁菜の「一緒に中指立ててください」って言葉から2人のバンドが始まります。


この作品の1話で中指を立てるシーンが沢山出てきて、それが、印象的に残るシーンで、私は毎回タイトルは迷うのですがこの作品に関してはタイトルが一髪で決まりました。


OPの映像はカッコいいですね!
歌詞が力強く私はかなり好きです。
私はアイドルアニメやバンドアニメはテーマに掲げている音楽が重要だと思っています。
アニメはストーリーの良さで入るのですが、こうした作品は音楽が他の作品以上に重要になります、

曲の好みって人それぞれでだから、私は音楽に魅力を感じなければ評価は上がらないのですが、その点で言えば、この作品の音楽は私にブッ刺さりですww
OPが時々2Dになってるのも楽しいですね。

正直、今シーズンの作品1話の段階では新規は中々目立てず、やはり有名人気作品の続編作品が多すぎて新規スタート作品が埋もれている感じがしていたのですが、この作品に関して1話から魅せる物と惹かせる物を持っている作品に感じました。

で、これ多分、私が高校生くらいなら多分バンド始めてましたw
それくらい影響を受けそうになった作品ですw
私は昔、バンドに誘われた事があります。
素人で集まってバンドをしようと言われて、私は楽器は高いし楽器の練習は面倒だけど歌う練習だけならいいかな?って「私がボーカルならいいよ」言ったら全員が同じ事を考えていたらしく、バンドは結成されませんでしたww

多分、この作品を見たら私は多分乗り気になりますねw
私は元々影響を受けやすく髪型を推しキャラにしたり、見てるアニメに出る食べ物を毎日食べたり、推しキャラのセリフを日常会話に混ぜたり、推しキャラの仕草を真似したりとかしてる人なんで、絶対影響受けて、バンドをして小指を立てまくっていたと思いますw

さて、面白い演出だと思ったのは仁菜の心理表現を視聴者がわかりやすくしている点ですかねw
赤い線のオーラですね。
この演出は他にも見せ方ないのかな?と思いながらも、これはこれで面白い表現だと思わされました。


仁菜の家の家訓は嫌だね……窮屈……
それに虐めで病院にまで運ばれてるのに学校も家族も騒がないってなに?
仁菜の置かれた環境がクソ過ぎですね……
学校を辞めたくなる気持ちも家を出たくなる気持ちも解るなぁ〜
なんだろ?家族愛を感じない気がしますね…

仁菜の不登校を受け入れられないのは、お父さんが書いてる本が原因らしいですが、それって自分のメンツを守りたいだけじゃん?
虐めを不問にすれば、学校に貸を作れるって話だけど、そこに仁菜の気持ちはないじゃん?
彼女の気持を聞かないのは親としてどうなんだろう?
どうするにしても、気持ちを知ろうとも声を聞こうともしないのは違うと思うんですよね。

で、10話で仁菜の両親が尋ねて来ます。
最初は逃げる仁菜ですが両親に賃貸の部屋の鍵を帰られトゲトゲの仲間に話すように言われて家に帰り両親と話しに行きます。

ただ、お父さんの話を聞いていると、大学の手続き、東京への上京、アパートの契約、仁菜はそれを自分でしたと言います。

でも、確かに、そうなんですよね。
中退した未成年者の女の子が1人で退学して大学の手続きして、東京へ出向いて、アパートを契約なんて出来るわけがない……退学も手続きも親の許可が必要だし、東京への交通費も親のお金だよね。彼女はバイトも今までした事がなかった、アパートの契約も未成年に保証人もなく貸してくれる訳がない。

ただ、私は仁菜の立場だと自分の力で全てしたって思ってしまうのも解るんですよ。
今になれば、自分の事を振り返ったら、あの時に両親が助けてくれていたんだって解るけど、当時は自分の力で切り抜けているって思ってたし、そうした両親の優しさなんて考えてなくて、両親は私の事が嫌いなんだ、私に居なくなって欲しいんだ、だから私は自分で頑張っているって思っていた時がありました。

今になると、当時の両親の優しさにも気づけていると思います。
けど、当時はそんな余裕もなくて仁菜もそうなんじゃないかな?
これは、大人にならなきゃ解らない気持ちなのかな?って思ってしまいました。

お父さんの言葉を聞いて、凄く本当にその通りだなぁ〜って思ったんですよね。


で、お父さんは仁菜の虐めの件で学校と戦っていたんですね。
ただ、学校としては当時虐めを認めなくて今も事実は確認したと言いながらも逃げ腰の対応なんですね。

もしかしたら、お父さんは虐めを認めない学校に認めさせる為の証拠や証言集めをしていたのかな?
何も言わなかったのは当時、仁菜に不安を感じさせない為だったのかもしれませんね。
何も言わないから仁菜は逆にそれが不満になったのかな?


お父さんもお父さんで心配していたんだね。
そりゃ、そうだよね。
仁菜の生活費とかも送ってくれていたし、通帳を突き返した仁菜を心配してなきゃ、東京までわざわざ来ないしさ、話そうなんてしないよね。
最後は、お父さんも「いい曲だな」って言ってくれたね。


仁菜がダイダスの百花の曲を聞いて感じたの気持ちは素敵ですね。

間違ってないなら我慢しなくていい帰る地面はない。
私は私を殺そうとしていた。
飛んでる気分になってるだけかも知れないけど今の私が1番好き

仁菜が踏み出す時に感じた事らしいです。
案外、今の自分が1番好きって大切かもしれませんよね。
誰しも、常に今の私が1番好きでありたいですよね。


で、主人公の仁菜は可愛い女の子なんですが…
途中から面倒臭いなぁ〜この子…ってなりますw
直ぐに剥きになる所もねw

安和すばるの登場辺りも結構我儘ですね…
私も人見知りだけど、ここまで相手に苦手意識持たないけどなぁ〜
けど、後から泣いて後悔したりとか、自分を曲げられないから、人前で強がって1人で泣いていたりとか……それを理解してくれる百香はやっぱり大人ですね。
仁菜はいい仲間を持った気がしますねw

ちょww電球ww
酔っ払いvs 仁菜
その電球使うんだww
物を大事に使える子なんですねw

で、仁菜と仲良くなろうとしてくれる人と仲良くなりたいけど「お前の思い通りになるか!」って気持ちが湧いて来て仲良くなれないって仁菜の性格も面倒臭いですよねw

これじゃ、誰とも仲良くなれないよ……
けど、コレって裏を返せば仁菜に嫌われようと意識したら、仁菜から寄ってくる?
そんな上手くいかないかww

ライブしたくないからと逃げ出す仁菜を上手く説得する辺りも百香は仁菜をよく解っているなぁ〜と思いましたw
まぁ、初めてのライブは怖いのはわかるけど、やるからにはチャレンジしないとねw
中々ステージに出れない仁菜に鼓舞するのも、流石は百香さんww

なるほど、けどよく考えたら仁菜って百香の思い通りにはなってるよねww
やっぱり尊敬してるからなのかな?

すばるのお婆ちゃんが来る話は、強引な、すばるの姿が見えますねww
強引に暴力で誤魔化したすばるに百香の魂が抜けて行くのは笑てしまいますww

ただ、バンドを辞めないか心配する仁菜と、辞めないから信じて欲しいと話す すばるってバチバチと喧嘩するんです。
けど、何度も何度も話し合う姿を見たら本当に仲が良いんだなぁ〜と感じました。

お婆ちゃんに女優を辞めたい気持ちを伝えろと訴えていた仁菜はお婆ちゃんの話を聞いて、手のヒラを返して、自分の気持ちを伝えようとする、すばるを止めます。
無茶苦茶ですよねww

けど、コレに関しては仁菜の気持ちが少し解る気がしました。
仁菜は今まで家や学校で自分の事を誰にも考えて貰えずに窮屈な思いをしていました。
だからこそ、お婆ちゃんが、すばるに強制させるではなく、彼女の事を思っているのだと感じたのかも?しれませんね。

で、百香の昔のバンド仲間「ダイヤモンドダスト」に仁菜の昔の友達(敬遠の仲)のメンバーが介入していた。
コレはショックかな……嫌いな人がいて嫌いな人が自分の好きなバンドに入っていたら私もそれはショックを受けるなぁ〜


で、仁菜は百香がいた時代のダイヤモンドダストが好きで、今は仁菜の好きなバンドじゃなくなってしまった。
友達が居る居ないは関係ない……自分の心が救われた百香が居た時代のダイダスが好きだった。


私も、好きなグループやアニメがあってさ。
アニメもグループも私が好きなのは初期なんですよね。
でも、それは初期が私の心を惹いたからです。
だから、変化を見て寂しくもなるし内心納得出来ないこともありました。

けど、グループも何でも必ず終わる時がくるし変わる時も来るんですよね。
寧ろ変化しなきゃ残れないんですよね。
これは変わらないし変えられない、だから仁菜が言う納得したくない気持ちも理解出来るし、百香の言うように「バンドも人と同じで変わっていく」って言うのも理解出来るんですよね……

仁菜の言う事はめちゃくちゃではあるんですけど、よく考えたら仁菜の言いたい事もわかるんですよね。
ただ、なんだろ?仁菜はダイダスのファンと言うよりはダイダスの百香のファンだったんだろうなぁーっと思いましたね。

この頃から仁菜はプロを意識し始めるのですが、百香はプロを目指す事に躊躇いがあるみたいで……

そんな時に、仁菜達の行きつけの牛丼屋さんの店員「ルパ」と「海老塚智」から合併の話が来ます。
そこでフェスに挑戦しようと言う話しになります。

百香はプロを目指そうとは思えないからバンドを辞めると言うのでした。

百香はね…彼女はダイダスを抜けても一人で路上ライブしてたりとかさ、またバンドを始めたりとかさ、彼女は音楽が好き何だろうなぁ〜って思うんですよね。

けど、ダイダスの頃の百香はキラキラしててグループを引っ張ってきたんですね。
ガールズバンドの革命って言われて事務所が必ず売り出してやるなんて学生で言われたら、そりゃ行くよww
私でも行くよww

けど、だからこそら難しかったり現実の厳しさを知っているんだろうなぁ〜って感じました。
だから、仁菜がライブで「予備校辞めます!」なんて話した時に、自分に被ってて、怒ったのもあるのかな?

仁菜がライブで自分の気持ちを話したのは場違いだし、それに怒った百香の気持ちも本当なんだと思うけど彼女の怒りはそれだけじゃない気がしたんですよね。


仁菜に現実を見せて話した百香…
これを聞いた時に百香の仁菜への優しさを感じましたね。
けど、仁菜は涙ながらに百香に自分の気持ちを話すんだけど、このシーンは泣きそうになりますね。

仁菜は百香に救われたんですね。
だから、確信が出来る。
百香の歌には人を救う力が、熱狂させる力があると言う事を知っているから。


ダイダスへの宣戦布告「私達も絶対に負けませんから、私達が正しかったって証明しますから」って言葉よかったですね。

仁菜は百香のファンなんですね。
百香が目指そうとしたバンドで頂点を取りたい。
これって、絶対に自分を曲げない生き方を心に決めている仁菜の生き方に合っているなぁ〜と思いました。
この辺りから仁菜の性格に味が出始めた気がしました。


コレはコメディ回だと思ってます。
冷房が壊れた仁菜が智の家に涼みに来て仁菜が智の家の冷房を破壊、そこから、すばる家に移動してドアを壊すwww
まぁ、冷房がないって地獄ですからね……
私は夏は本当に嫌いです……無理ですw
夏なんて3日くらいで充分ですww


智は言いたい事がうまく言えない女の子です。
彼女が過去のグループで厳しい言葉をメンバーに投げつけていました。
勿論、それは嫌味とかじゃなくて、一緒に頑張りたいから、一緒に有名になりたかったからこそ厳しくなってしまっているんですよね。


けど、多分メンバーも頑張ってはいたんだと思う、だからそうした言葉にカチンと来るでしょうね……
誰だって頑張ってダメ出しされたら辛いからね……

でも、智はメンバーの「プロになりたい」って気持ちに答えたかったのかな?と思うんですよね。
グループってね、本当は同じ熱意の人達と組めたら理想なんだけどね。
けど、実際同じ目標でも目標への個人差が出ちゃうから難しいんです。

けど、智樹の本音の仁菜への「下手くそ!」に「絶対!上手くなってやる!」の仁菜の笑顔の返答で彼女の仲で何かが吹っ切れた見たいでしたね。

グループ名って難しいよねww
こう言うのって悩むよねw
ただ、結局、ライブの観客が来ていたシャツの「トゲアリドゲナシ」から取るけど、少しは文字ったら?と思っちゃいましたww

そんな時にトゲトゲに芸能事務所のスカウトが来ます。
で、フェスに参加して事務所に所属します。

フェスでは軽くダイダスの勝ち合うのですが、私は圧倒的にトゲトゲ派でしたが作中ではダイダスでしたねww
曲はトゲトゲの方がいいかなって思うけどこの辺りは好みですよね。

後、ダイダスとトゲトゲの曲を聴き比べたら確かに、仁菜の言う今のダイダスが変わってしまった、違うと言い張る理由が解る気がしました。
バンドらしさと言えばトゲトゲの方がバンド感を感じられます。


ダイダスが対バンを仕掛けてきます。
ダイダスが勝てる対バンで知名度が高い方が勝つってズルいやり方らしいですww
多数決で対バンはやらないって結果になるんですが仁菜は「やりたい」と話し、仁菜の気持ちを聞いて対バンに挑む事を決めます。

そして、トゲトゲの新曲の配信日……
その新曲の再生数103回…ネットでもボロカス書かれてましたね。
けど、理解してくれる声もありましたね。
そりゃ意見だもん、世の中悪いコメントの方が印象に残るけど必ず応援してくれる声もある事を忘れたり見逃したりしちゃいけないし、味方になってくれるコメントって嬉しいよね。


対バンでチケットが売れないから対バン相手のダイダスに同じステージに上がって貰ってチケットを捌いてもらう。
これ辛いよね……
自分達じゃチケットを売れないからって、人気バンドのしかもライバル視をしているグループの力を借りるって悔しいよね……私でも受け入れにくいかな……

けど、もしかしたら、私ならやるかも知れないw
プライドないのかよとか思われそうだけど、難しいけど、一人でも二人でもファンを引き抜いてやる!とか、思った以上によかったって思わせてやる!とかそんな意気込みでやるかもしれないかな?

実際、私はステージの経験ないから解らないけどそんな気がしましたね。



仁菜達は事務所を辞める事にしましたね。
今回の事で事務所に迷惑が掛かるからと…
けど、チケットや会場の赤字分は事務所がなんとかしてくれたみたいだし、素敵な事務所てすね。



仁菜の虐めの件って虐められていた子を助けようとしたんだね。
虐めっ子を助けて、虐めっ子と虐められっ子が仲良くなり仁菜を虐める様になる。

けど、仁菜は後悔してないらしいけど、カッコいいなぁ〜
多分、私なら後悔すると思う。

こんな奴ならあの時に助けるんじゃなかった。そして、その元虐められっ子を恨んだと思う。

例え、その虐められっ子が無理矢理させられてたとしても、手が震えてても、お前がしている事はソイツらと一緒だよって思う。

けと、仁菜は後悔していない。
結果辛かったけど、彼女は正しい事をした。
それは間違えなく誇らしい事であり、誰かに自慢してもいいくらいだと思う。

出来事はどうであり、行動には後悔していない、元虐めっ子を恨む事もないし、カッコいい生き方だと私は思いました。


そう言う意味でも主人公の仁菜は味の出るキャラかな?と思いました。
最初のイメージは、居場所のない可哀想な子で途中は正論を振りかざす面倒臭い奴、最後は自分を決して曲げなくてそんな自分が好きなカッコいい主人公って感じかな?と思いました。



こちらの作品は個人的に今シーズンNo.1かな?と思います。
曲もアニメで流れた分は全部購入してしまいましたww

後、個人的には円盤欲しいレベルです。
最近、円盤が欲しいと思ったのが皆さんご存知の「リコリスリコイル」以来なんですよねw
それくらいに「ガールズバンドクライ」が良かったです。

後、上京あるあるの東京は乗り換えアプリや地図アプリ必須ですが、仁菜が地図を見ながら、スバルにスマホを届けるなどネタがリアルなのも良かったです。

↑東京の街を1人で歩いた事がない人の発言です。
※大阪では1人で迷子になってました。

後、肉まんにソースって合うの?
誰か試して感想くれると嬉しいです。
コレは試しても不味くならないと思いますよ?

↑だったら自分でしろ!

そうした小ネタコメディも面白いかと思います。
後10話の仁菜の家族の話しは私は泣いてしまい感動もします。

投稿 : 2024/06/30
閲覧 : 231
サンキュー:

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