とろろ さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
8話くらいから一気にストーリーの質が悪化する
陰陽の術と西洋ファンタジーが融合していて演出的な完成度はそれなりに高かった
ただ、陰陽の術が最強であってファンタジー世界が踏み台に使われている感じなので舞台的な魅力には欠けた
そりゃ結局踏み台にされるだけの世界に魅力を感じられるはずがないよね・・・
それでも7話までの武術大会まではまだ魅力がある範疇だったのだが、8話からのNTR展開はちょっと無理があると感じたし、11話からの魔族が勇者を殺しにきて、特使を殺したからと勇者が拘束されて処刑されようとする展開もストーリーとして無理があるだろう・・・って感じた
13話で囚われた勇者を救いに行く展開も管狐が意見を述べているように目立たず狡猾に生きるって言ってたのに言ってることとやってること違うやん?って感じだったし、勇者と主人公との間にそこまで特別な感情があるようにも見えないのにわざわざ助けに行くこと自体が謎
利用できるから近づいただけだったはずだし関係の進展があるようにも見えなかったのにいきなり感情的に動いてキャラがブレブレ過ぎる
どこからその感情が湧いてきたのか謎
全面的に管狐が正しいし主人公が幼稚なのに主従の関係性だからと管狐側が責められてるのはマジで意味わからなかった
それと13話でそこらへんの人間生き返らせるのなら武術大会の時に兄さん1人くらい助けてやれば良かっただろ・・・とも思ったし、勇者を殺しに攻めてきたアットホームな雰囲気の魔族部隊だって会話もろくにせず殺してるのが謎
話し合えばそれなりに妥協点見つけられそうな奴らだったから主人公の悪質さが際立つ
序盤は計画性があってそれなりに知能がありそうだったのに中盤以降から主人公の振る舞いがブレブレすぎてキャラの行動とかストーリーに納得ができなかった
あと、普通に人殺しまくっておいて他人のために力を使うやさしい良いやつみたいに最終的に言われてるのが謎
そんな振る舞いあったっけ・・・
でも、まあ、探せば細かい粗がいくらでも見つかりそうなくらいには所々破綻してる気がするけど、召喚系の術をこれだけ上手く使いこなしている作品も少ないし良く出来ている部分は本当に良く出来ていた