「16bitセンセーション ANOTHER LAYER(TVアニメ動画)」

総合得点
68.5
感想・評価
197
棚に入れた
525
ランキング
2060
★★★★☆ 3.4 (197)
物語
3.3
作画
3.4
声優
3.5
音楽
3.3
キャラ
3.4

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ネタバレ

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

懐かしく、そして少しこっ恥ずかしいw。

あー、ずっぽしこの時代を知っているものとしては、懐かしく、そして少しこっぱずかしいのです。

私の98はPC-9801EX2と言うヤツだったかなぁ。
98の起動音は懐かしかったなぁ。

ハードディスクもついていなくて、メモリは640KBじゃなかったかなぁ。
私の友人は大枚はたいてハードディスクを購入していたが、12Mじゃなかったかなぁ・・・20Mあったのかなぁ。

私は、ガチャガチャ大量の3.5インチFDと格闘していたなぁ・・・。

何をしていたかって・・・?

そりゃあ、いろいろと・・・大戦略とか、クラッシックロードとか三国志とか・・・、エロ・・・いや美少女ゲーとか・・・。

って事で、すこしこっぱずかしいんですよ!!察して!!


でも、いろいろな技術が急激に進歩し始めていて、ビジネスというか業務で使っていたマイコン~パソコンがホビーや娯楽に使われ始めていた時代の変革期でした。

残念ながらアキバに行ったことは無いのですが、いわゆるアニキャラ、コスプレ、メイド喫茶みたいなイメージになる前の電気街からホビー街になる黎明期の頃でしょうか。

そんな街でのエロ・・・美少女ゲーを作っている会社に勤める秋里コノハを主人公にした作品ですね。
コノハ当人も美少女ゲー大好きで、仲間になる人たちも、こういったゲーム作成を手掛けている人たちになります。

コノハの熱い語りの中には往年の美少女ゲームも数多く出てきます。
私も恥ずかしながら、いくつかプレイしたことがあります。
エロゲはエロゲなのですが、時代を変えるタイミングの作品と言っても良い名作がいくつもあります。
作品内で言われていたように、エロい部分を控えめにしてコンシューマー機に移植されたものもいくつもありました。
ゲームとしても優れたシステム、美少女としても優れたキャラクタを生みだしていましたね。

そんなコノハをメインにしてタイムリープものとして展開されていきます。
個人的には途中までとてもよく出来ていたと思うのですが、終盤は少し頂けなかったですかねー。

エコー達が出てくるあたりまでは、ギリ不思議パートとして納得もできていたのですが、その他は少し取って付けた感が強すぎた印象です。
確かに、いくつもありそうな話が展開されたのですが、作品の流れを壊していた気がします。
少し残念でした。

物語としては、収まるところに収めたのでしょうが、最後の最後に端折っていますよね、多分私の理解では。
{netabare} アルコールソフトの皆と1999年に持って帰るゲームを作ってから~1999年に戻る⇒守にソフトを渡す⇒ソフトを販売してくれる会社に渡す⇒(個人の理解では冬夜さんに頼むのかなーと思っていたのですが)⇒ソフトが販売⇒アキバの未来が変わる⇒コノハが2023年に帰還 {/netabare}
あたりを、ざっくりと省略しているように思うのですが・・・。

一瞬、コノハが1999年にとどまっているのかと勘違いしていました。

ここら辺少し、残念でした。
あと、あのうっとおしい会社の部分を削って、アルコールソフトの皆と時代を変えるソフトを作る作業に冬夜さんも参加してほしかったかなぁ。
個人的には。

全体的に好きな作品なので、文句を言いたくはないのですが、少し残念ポイントでした。

作画はすこしだけ、レトロな雰囲気の作画でしたね。
欠点というよりは、少し90年代~くらいの作品に寄せていたのではないかとの評価です。
これはこれでOKだったと思います。

声優さんは、いつもの私のとおり、特にどうという事はなかったです。
少しコノハが元気すぎて、キンキン声が気になる事はありましたが、キャラ付けとしては・・・まぁ、アリかなと。
元気で良かったとは思います。
「どん底のゾコだよ~」はお気に入りのフレーズでしたw。
いつかピンチの時に使ってみたいワードでしたw。

音楽は良かったですねー。
OP/EDともよかったです。
OPの「ちゃーらーらーぷぁぷぁ♪ちゃーらーらーぷぁぷぁ♪」はクセになりそうでした。
きびきびと動くバックの絵も好きでしたねー。
好きなタイプのOPでした。
ドット絵のキャラが歩き回る演出も良きでした。

EDはバックの絵がいろいろな作品のテイストを表現していて、こちらも良かったです。
オマージュと言ってもいいのかな、演出、効果、キャラの見た目、色使いなど、コレはアレだなと思えるものがたくさんありました。

キャラクタは、どのキャラも活き活きとしていて楽しかったです。
それぞれのキャラの個性も伝わってきました。
キキララと銀行出の橋本さんがお気に入りだったかなー私は。


ネタがエロゲ・・・!?美少女ゲームなのとw
PCゲーム黎明期の物語であることを考えると、楽しめる視聴者のレンジが少し狭まってしまうかもしれませんが、ノスタルジー感を感じる方が見られれば、より一層楽しめるのではないかと、その世代を経験したものの意見として申し述べさせていただきます。

エルフ、カクテルソフト、フェアリーテール.etc.etc
心当たりのある方は面白いかもしれませんね。

あ~こっぱずかしいw。

投稿 : 2024/06/26
閲覧 : 111
サンキュー:

23

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