テナ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
黒で始まり白で終わる
人気作品の最終章なんで結構、やる事はシンプルです。
学園の種修行だったり、作戦結構まで準備したり、そして決着を付ける為の戦いです。
ただ、学園の卒業早っ!
なにより、目覚めたアリスの母。
アリスの母はテンション高いですねw
ただ、アリスと母の再会します。
アリスが基本的に冷静だからか、意外と驚きはなかったけど、喜びはよく現れてましたね。
ただ、やはりアリスの母がジャーデーが絡んで居たんですね。
坊ちゃん達が過去に来たからこのタイミングで目覚めたのですね。
そに気づくオルターも中々凄いですよね。
それにオルターがシャーデーの分身体を倒すのは意外でした。
オルターってこんなに強かったんだ。
ただ、分身体の一体がロブに捕縛されてロブ2号と名付けられて居るのが面白いww
しかも、挙句の果てに坊ちゃんに激突して分身体消滅ってオチもww
しかも、ロブが墓まで作ってあげて優しいww
ザインは安定の撃破でしたねw
時間停止はやっぱり強いですね。
ダレスもやっぱり魔女の王だけあり強いですね。
分身体とは言え思った以上に圧勝でしたね。
坊ちゃんのお爺ちゃん、お婆ちゃんが幽霊として坊ちゃんを尋ねてきます。
お婆ちゃんのリズは賑やかな人ですが、このお爺ちゃんのビクトルがシャーデーに関わりがある見たいです。
リズに先立たれ残されたビクトルは「死後にリズに会える」と言われて寿命20年分を引き換えにして契約します。
ただ、それからシャーデーはビクトルに興味を示して一緒に居て、ビクトルはシャーデーに「愛を知って欲しい。」と伝えます。
それはビクトルが「愛」に幸せを感じて居たからシャーデーにもその感情を知って欲しかったんだと思うけど、その「愛」は彼女にとっては辛いものだったんでしょうね。
彼女はビクトルを好きになった。
けど、ビクトルはリズと息子一筋で、シャーデーの恋心には気づいて貰えずに……そして、ビクトルの気持ちを知っていたから気持ちを伝えたらバレたら関係性が壊れちゃうと思ってたのかな?
だから、それで踏み出せないシャーデーとは違い仲良く接する事が出来るアリスの母が羨ましくも妬ましがったのかも知れません。
それでも、シャーデーは嘘はつかないんですね……ビクトルとの契約もアリスの母シャロンとの約束も果たしていたらしいし、坊ちゃんにも呪いを掛ける時に抱きしめていたらしいです……これから、愛を受けられないからコレが最後の人の温もりだと坊ちゃんに刻み付けているかのように私に見えたんです。
お爺ちゃんから話を聞かされた坊ちゃんは涙します。
その涙はシャーデーの為でした。
普通、坊ちゃんの立場なら「呪い」を掛けた人にどんな事情があれ許せないと思うんです。
私なら「八つ当たりじゃん」って思うし、多分涙はしないです。
けど、坊ちゃんは泣きます。
自分が辛い目にあったことより、自分を辛い目に合わせた人を心配出来るって凄く優しいですよね。
懐が深すぎますが、コレが坊ちゃんの良さであり、坊ちゃんの傍に人が集まる理由でもあると思います。
そして、坊ちゃんはシャーデーの呪いにより「愛されない孤独」を知っているからシャーデーの気持ちが解ったし、坊ちゃんは周りの人に恵まれたけど、シャーデーの様に孤独なままだ と、坊ちゃんも「愛」が「憎悪」に変わっていたのかな?とも思ってしまいましたね。
で、ダレスとウォルターの恋も描かれています。
舞踏会のミュージカル風の演出も面白いですね。
坊ちゃんとお母さんのエピソードもね。
結構、酷いことを言っいたイメージはありましたが、今回の話で「母親の愛」はしっかりあるけし、坊ちゃんの事もウォルターの事もしっかり見ていて、ダレスの気持ちも見抜いていたみたいだし、坊ちゃん、アリス、ウォルター、ダレスの気持ちを優先させてあげたいけど、彼女は貴族として生きていたから、それ以外の気持ちの優先の仕方が解らないのかな?ってのが舞踏会での話で感じました。
そして、過去の世界でのシャーデーとの戦いがはじまります。
シャーデーvsザイン
ザインの時間停止を狙っています。
全てはビクトルとの時間を……後悔を取り戻すために。
コレに関して力強さとかじゃなくてザインが優しすぎましたね。
最終的には力負けだけど……やろうと思えばチャンスはあったけど優しくて無抵抗のシャーデーを傷つけられなかった。
過去のダレスvsウォルター
コレは愛情の勝利でしたね。
過去のダレスってシャーデーにビクビクしてて誰にも愛されてなくて、最初はウォルターの言葉なんて半信半疑だったと思います。
けど、過去のダレスにはウォルターの言葉と未来の自分を見て信じてみたくなったのかも?知れませんね。
ただ、このエピソードはシャーデーにビクビクしていたダレスが本心ではシャーデーを想っていた事が伝わる戦いでしたね。
さて、最後は総力戦になります。
この作品って基本的に戦闘って少なかったけど、結構思い切りのいい戦闘で、この作品で戦闘シーンを見られるとは……
この戦いで見えたのはシャーデーの心ですね。
彼女も本当は苦しんでいたんですね。
心が読めるって便利だと思う相手の思うように動けるし嫌な事も避けられる、しかしその反面、人の心なんて読めない方がいいとも思います。
だからこそ、傷つくし傷つけられる事もあるしメリットよりデメリットの方が大きいかも知れませんよね。
作中でもアリスが話してましたが、彼女は知って欲しかったのかもしれませんね。
愛されない孤独や辛さや悲しさや寂しさを誰かに知って欲しかったのかも?知れません。
それを誰かが知ってくれたのなら自分を愛してくれるかも知れない、自分を孤独にしようとはしないかも知れないと思ったのかも?しれませんね……
シャーデーは討伐されたらしいけど、彼女は諦めたのかも?知れないですよね。
呪いをかけた人達に拒絶されて、呪いを掛けなきゃ見向きもしてくれなくれなくて避けられて終わる。
だからこそ、抗うのも辞めてしまったから討伐されちゃったのかな?とも考えちゃいましたね。
抗っても拒絶されてるなら孤独が続くだけだからね。
で、ダレスとシャーデーの中直りは良かったね。
ダレスの本心も聞けましたね。
どれだけ酷い事をされようと、やっぱり姉は姉だし妹は妹なんだね。
本当にはダレスもシャーデーが好きだったんでしょうね。
シャーデーは坊ちゃんに過去の幼い坊ちゃんに呪いを掛けるか、辞めるかの選択肢を与えます。
しかし坊ちゃんが選んだのは、呪いをかけて貰う事でした。
彼は呪いに苦しめられたけど、結果に後悔はしてなかったのでしょうね。
坊ちゃんとアリスの触れ合いは良かったですね。
やっと呪いが解けたから出来た事でした。
私がアリスなら死んだフリをして驚かせてしまいそうな展開でしたねww
え?なんですか?
私がヒロインになると物語のいい話もギャグ展開にしちゃいますからねww
で、呪いが解けた坊ちゃんの元をアリスは離れて行きます。
彼女は坊ちゃんの貴族としての長男の幸せを優先した結果でした。
アリスも想定はしたと思うんですよね。
坊ちゃんの気持ちを知っているしアリスの気持ちも決まっているから、けどアリスの立場からしたら、アリスは坊ちゃんの側にいる選択をして後悔はしないし、坊ちゃんも喜んでくれるのは知ってても、将来的に坊ちゃんが後悔するんじゃないか、それが将来的に坊ちゃんを苦しめてしまう結果になるんじゃないかと考えると怖いと思うんですよね。
だから、離れたんじゃないかな?
けど、坊ちゃんは迎えに来てくれます。
この告白はめちゃくちゃ感動しました。
私は、レビューを書く作品は2回視聴するのですが2回とも坊ちゃんの告白セリフに涙が流れましたし、演技も迫真の演技だったと思います。
それからは2人のイチャイチャを見せつけられましたねw
で、母に家を継がないしアリスと結婚したいと話すとお母さん解ってくれましたね。
「子供の幸せ」を優先してくれましたね。
素敵なお母さんだと思います。
お母さんと庭を歩く話は素敵ですね。
やっと、坊ちゃんも母もお互いに向き合えたのでしょうね
坊ちゃんとアリスは家を出なきゃいけないけど2人は結婚出来て、ウォルターは家を継げて綺麗に収まった感じがしましたね。
ウォルターも兄に「結婚おめでとう」って言えてましたし、多少は改善さたみたいですねw
ウォルターとダレスは母にシャーデーが挨拶してくれたんですね。
お母さんも、ウォルターには厳しく言っていたけどダレスを連れてきたら許してくれようとしていたんですね。
沢山の人が坊ちゃんの結婚を喜んでくれているのが微笑ましかったですね。
シャーデーとシャロンも仲直り出来たんですね。
こう見るとシャーデーも本当にいい人ですね。
結婚式はEDとして流されてましたね。
結婚式も個人的には持ってゆっくり見たいですね……ただ、アニメで完結まで見せてくれるのが高評価だと思いました。
アニメ化しても中途半端よりしっかり最後まで描いてくれるのはありがたいですね。
とても、いい作品でした。
タイトルは黒服の坊ちゃんとメイドが、白のタキシードとウェディングドレスに変わった事からとりました。