テナ さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
24時間じゃ全然足りない
まひる通称ヨルの書いたクラゲの絵
小学生の時に友達に見せてバカにされた彼女のクラゲの絵を好きだと言ってくれた少女カノ、彼女は実は元アイドルでした。
カノはアイドルでしたが昔、少しある事件で炎上してしまいアイドルを辞めてしまった女の子です。
そして今はJELEEとして活躍していました。
で、JELEEとしても彼女は予定の組み方が無理矢理で少し焦っていて、その理由は彼女の過去に関係しているのですが、それでも皆がカノに徹夜してまで合わせてくれようとする話が素敵ですね。
ヨルは自分の書いた絵を好きになれなかった。
だから、自分の名前を消したけど、カノが好きだと言ってくれたから自分の書いた絵をもぅ一度好きになります。
アイドルのカノを押す女の子めい
彼女はカノがアイドル復帰する事を望んでいました。
彼女は2年前にクラスで上手く行かずにそんなときにカノに出会います。
で、カノに勇気を貰い変わる事が出来た女の子でした。
キュウイは少し意地っ張りの引きこもりです。
彼女は主人公に憧れていたけど周りに馴染めなくて引きこもりましたが、ネットや友達の前では学校を楽しんでいると嘘を付いていたのですが学園祭の演劇のヨルの演技に心を惹かれた女の子ですね。
そして、彼女は全の嘘を誤りJELEEのメンバーと会う事になります。
そんな彼女達4人がJELEEとして活躍していくのですが……
まず、デフォルトEDが「1日は25時間」が可愛いです。
で、作中で彼女達が4人が新規を出すと「最強ガール」「月の温度」「渋谷アクアリューム」などに変わるのも工夫されている点かと思います。
ただ、この4人が動画作成しようとするのが楽しく見られるのもいいですね。
で、ヨルのスランプの話があります。
コメント欄で「イラストだけしょぼくね?」とか有名なファンアートの絵師さんに「いつかJELEEのイラスト描いてもらおうよ」とかの発言があり彼女はスランプに陥ります。
ヨルは自分が「普通」過ぎるとファンアートを描いてくれた人に「私より上手い人が絵を描かないでよ。邪魔だなぁー」と考えてしまいます。
それでヨルの絵を好きだと言ってくれるカノに「あの人と私の絵、どっちが上手いと思ってるの?」と質問します。
私がこの質問で感じたのは「好きってそうじゃないよなぁ〜」と感じました。
例えばさ、誰にだって「好き」になる物があります。
イラストなら「この絵好きだなぁ〜」と感じる絵があります。
けど、それは上手いだけじゃないと思うんですよね。
私は1番好きな漫画があって、その漫画の内容は勿論、絵も可愛くて大好きなんです。
でもさ、ヨルみたいに誰かと比べたら、勿論他にもその人よりも上手いと感じる絵を見かけます。
それでも、私はその絵が1番好きなんです。
上手いだけが好きな理由じゃなくて雰囲気や色使い全てが好きなんですよね。
だから、カノもヨルの絵を「上手い」から好きな訳じゃなくて、「ヨルの絵」だから好きなんだと思います。
もっと上手い人を見てもそれは変わらない、そんなので「好きの気持ち」は変わらないものです。
ヨルの立場だとさ、そう言うコメントを気にしちゃうと思うんですよ。
けど、そんなコメントなんかより応援してくれたり「好き」と言ってくれる人の為に書く、それで良い気がするんです。
ファンアートを描いてくれた人も、きっとヨルの絵が良かったから、自分も書きたいって思ったんじゃないかな?
それだけの魅力がヨルの絵にはあったんじゃないかな?と思います。
子持ちアイドルのシズエさんの話は感動します。
この人、よく考えたら路上ライブ中にカノに「私の好きな絵を汚すな」とか「私の歌を汚すな」とかも言われてたなぁ〜と思いだしましたねwww
お母さんをしっかり応援してくれる娘のアリエル。
娘さんのクラスメイトは「アイドルのお母さんがおかしい」と言うそうなんです。
そんなライブ当日、クラスの男子はアリエルを馬鹿にします。
めちゃくちゃ最低なクラスメイトでしたね。
わざと変顔になっちゃうようなシーンを切り取って馬鹿にしたりしてましたね。
お母さんがアイドルをしている事が変だからと……それをコメント欄に書き込まれて、母は娘が揶揄われている事を知り、ライブに来ない娘を心配して走り出します。
このエピソード見て、私の感じたのは、アイドルお母さんがライブを放ったらかして娘の元に駆けつけるのが素敵だなぁ〜って。
彼女自身アイドルが好きで頑張ってきたけど、崖っぷちアイドルで、最後のチャンスでもあったライブを捨てる覚悟で1番大切な娘の元に駆けつけるって言うのがカッコいいし、アイドルより母としての気持ちを優先したんだなぁ〜って思えたシーンでしたね。
娘さんもアイドルとしてのお母さんを誇っていてお母さんの1番のファンだなぁ〜と思ってしまいましたね。
素敵な親子ですね。
合宿では、めいが壊れますww
でも、この話でカノがどれだけライブに力を入れているのか、楽しみにしてるのが伝わる合宿ですね。
しかし、ライブ前にも身バレしてしまいます。
コレは可哀想ですよね……
それでも応援してくれるJELEEの仲間は頼もしいですね。
で、4人は無観客ライブを作り上げます。
ライブ会場にお客さんは居なくてもファンアートを沢山並べてくれたりとかもいいですね。
最近だと配信ライブとかも増えて来てアーティスト側もコメントが読めたりとか出来ますし、こうしたライブもファンにはきっと嬉しいんだろうなぁ〜と思いました。
で、ヨルにカノの母から仕事の依頼が来ます。
ヨルはその仕事に挑戦したいと思います。
まぁ、そうだよね……自分が頑張っている事を誰かが評価してくれたら「大きな舞台で自分を試したい」と思うのは当然ですよね。
私でも、そうする。
そして、ほとんどの人はそうして居ると思います。
逆にチャレンジしない人の方が少ない気がします。
だから、ヨルの気持ちは解ります。
けど、友達との……自分の絵を好きだと言ってくれた人との約束を果たせないのは辛いしい約束を破ってまでする事なのかと言われたら、心苦しいですよね。
カノの言い分って半分は八つ当たりに聞こえるんですよね。
けど、それを言われても当然だと思います。
約束を破る、そしてカノが意識して苦手意識を持っている母を優先して仕事をするって、そう言う事だと思うんです。
「私が居なかったら絵を書けてなかったんじゃないの!」は酷い最低なセリフだと思います。
けど、そう言われても仕方がないと思うんです。
確かに、カッコ良く「頑張れ」と背中を押せたらカッコイイと思う。
でも、カノの立場で母を相手にずっと一緒にやってきたヨルが自分の元を離れるってなると……それも難しいんだと思います。
でも、それでもヨルは「チャレンジしたい」と思ったならすればいいと私は思います。
彼女も打ち明ける覚悟をした時に色々な反応を想定したと思う。
それでも、やりたい、と感じたなら自分の気持ちに嘘をつかなくていいと私は思うんです。
そして、彼女は完全にJELEEを離れる訳じゃないから、彼女は後にキュウイに「今何を言っても嘘になっちゃうから」「必ずもっと上手くなって帰っくるから待ってて欲しい」と言います。
彼女は考えたのだと思います。
今のまま一緒にJELEEとしてやっていくには、1番スキルアップしなきゃいけないのは自分だと……だから、ヨルは彼女の隣に胸を張って立ち続ける為に、カノが話す大プロジェクトをもっと素敵にする為に彼女は今回の仕事を受けたのだと思いました。
カノの過去
カノの母がプロデュースするアイドルグループ。
そこにカノが選ばれます。
メンバーからはカノが選ばれた理由はカノが娘だからだとメンバーから良くない目で見られます。
勿論、彼女には実力があったのですが……
そんな時に、ある番組から「虹色少女」が交番されて、カノのグループに出演依頼が来ます。
ソレは、とあるアカウント「現実をみろバカ」が彼女達の裏動画(タバコを吸う)を流した事により、虹色少女が解散した事により出来た仕事です。
しかし、その「みろバカ」のアカウントの主が実は同じグループのメロによる物だと知ったカノは虹色少女の記者会見動画を思い出してメロを殴りつけます。
この殴った理由は色々あるんじゃないかな?と思ったのですが、虹色少女が泣いている映像を見て共感した事もあるのかな?と思いますが多分、カノは悔しかったんじゃないかな?
カノはメンバーから良くは思われてなかったけどさ、カノはメンバーが好きだったし頑張りたかった、自分達の力と実力で人気グループを目指して、なりたかった。
だから、こんな誰かを傷つけて落し入れるやり方が許せなかったし、喜べなかった。
こう言うやり方でライバルを蹴落としたメロが許せなかったのだと思いました。
けど、カノは真実を言わなかった。
メロの事を何も言わずにカノはグループを離れたのです。
もしかしたら、それを公にしたら、虹色少女の様に涙を流すのがメロだと思ったのかもしれませんね。
虹色少女が泣く映像がカノの目に焼き付いているようですから。
で、ヨルが離れて歌えなくなったカノはJerryの解散を考えますが、めいが自分の気持ちを伝えてカノは新しい歌詞を書きます。
そして、完全した歌詞を披露する場所は……
キュウイの生き方はかっこいいですね。
好きな物をバカにされて不登校になって自分が嫌いだった。
けど、自分が嫌いだから自分を好きになれる自分になる為に努力を重ねているって凄いですよね。
自分を好きな人ってどれくらいいるのでしょうか?
私は自分の事をあんまり好きじゃないかな?って思うんですよね。
特に何の才能もないし良さもないと思うし、友達や家族は皆優しくしてくれるから好きだけど、自分が好きかと聞かれたら好きとは胸を張って言えないけど、私の場合は自分を好きになる努力なんてしてなくて……
だから、ゲームセンターでキュウイが叫んだ事を聞いていると素敵だなぁ〜って。
「自分を好きになる努力」って素敵だなぁって思うし凄いなぁ〜って、彼女は決して強い人間ではありませんが、頑張っている人間だと思うんです。
それが私にはカッコ良く移りましたね。
ヨルがカノの母にJELEEをイベントに呼びたいと伝えます。
カノ達、JELEEはイベントに参加するも歌えなくて、彼女は俯いて見えてなかった。
ずっと、空気で自分が否定されていると思って顔を上げられなかったから……
目の前の水族館もお客さんの顔も、お客さんの青の傘も、カノはめいとキュウイに背中を押されて、メロの言葉で前を向けて、夜が描いてくれた水族館があって歌えた。
不安な時ってさ、周りの人の笑顔が自分への悪意の笑顔に感じたり、無表情な顔は否定されている様に見えて、言葉にもトゲがある様に感じちゃうよね。
けどさ、きっと、そんな時こそ顔を上げて空を見てゆっくり前を見る事が大事なのかもしれません。
空ってのはね、気分が沈んだ時は空を見たら少し気分が晴れるらしいのですww
そう言う時こそ前を見る事が大切なんだとライブをみて感じました。
イベントのエンドロールで流れたカノの本名。
思えば彼女の歌う理由の1つの「私をバカにした人達を見返したい」って事も達成出来たをやじゃないかな?
お母さんにも認められた。
全員、無事に卒業したし、カノもメロやお母さんとの関係も良くなったみたい。
卒業後の絵を描くのいいよね。
素敵な青春ですよね。
私は卒業式の人何をしてたかな?
友達と話しながら歩いて、帰り道に立ち止まって話をして、それからアニメイトに行った気がしますww
そして、友達が卒業証書とか花束とか入った紙袋をアニメイトに忘れて来たのを一緒に取りに行った気がするww
私も卒業する時に何か残せばよかったも?
で、カノ達の書いた絵を見たのは、カノパパだ!
お父さんに見て貰えたんだね。
お父さん、ほとんど出てなくて2期フラグかな?って思ったけど、カノの記憶に出てきたパパだよww
さて、綺麗に終わらせた気はする。
13話ならもっと丁寧に終わらせられた気はするけど、12話にしては思った以上には綺麗に終わらせて来た気がしました。
ラストの24時間じゃ足りない話はよかったんじゃない?
EDに繋げて来るのはよかったと思うし、JELEEがあのEDをどんな気持ちで歌詞を描いたのかを想像出来る仕組みになってるのが素敵かも。