くまごろう さんの感想・評価
1.4
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 3.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態：観終わった
最終話のバトルが作者とアニメ制作責任者のバトルに見えてしまった。
まず、タイトル通り。
最終話でチョロインの従兄弟と主人公のバトルがあるのだが、従兄弟が作者・主人公がアニメ責任者の気持ちを代弁しているように見えてしまった。
特に従兄弟の、
お前の力があれば、みんな僕のことを認めて、蔑まれることもなかったんだろうなあ
というセリフを作者の気持ちと思ってみると本当に泣けてきてしまった。
完走した方は、最終話のラストバトルを作者とアニメ責任者に置き換えてもう一度見て見て欲しい。
、、、自分勝手な妄想はここまでにして、いつものに戻ります。
視聴完了
アニこれ評価 今期ワースト
全12話
ジャンル
強者転生系
タイトル由来
タイトル詐欺
呼ばれた:作中でもこの表現が使われているのだが、レベルも上がらずギフトもなく、間違いなくこの世界では出来損ないの存在なはず。そのためニュアンスが全く異なる。
元英雄:そういう設定らしいのだが、詳しい回想が全くないのでわからない。
好き勝手に生きることにした:これも間違いではないのだが、初めはこの通り決心するがその後は好き勝手に生きているわけではない。これもニュアンスが全く異なる。
私なら、
前世で英雄と呼ばれたが、この世界では好き勝手に生きることにしたので、出来損ないとして実家を追い出されてみた。
かな。
設定
説明不足により不明。
魔法があって、ギフトという能力があって、悪魔がいる世界
ストーリー展開
3章に分かれている
父親編、エルフ国編、チョロイン編
主人公は元英雄(自称)で、前世の技が使えるが、それを測定できないこの世界では出来損ないとして実家から追い出された。がそれは主人公が望んだことで、前世では送れなかった平和な暮らしをら夢見て、好き勝手にすることを目標とする。直後幼馴染のピンチを助け、勇者に助力し、鍛冶士の敵をうち、幼馴染の叔父を成仏させ、主人公の父親の反乱を収める。
2章はいきなり国外に旅に出ることとなり、実は鍛治士が行方不明になっていたエルフの王女様であることが判明。
3章はチョロインの従兄弟の王国乗っ取りの話。
感想
総評0点
良かった点
ない
悪かった点
全て
設定、ストーリー、キャラ、オープニング、エンディング、絵
レビュー
評価にそぐわぬ最強レベルの最低作品。
なろう系あるあるの低予算、説明不足、ご都合主義、駆け足詰め込みに加え、原作を疑うような中身のなさと虚無感、不必要なお色気・ハーレム化・死とマイナス要素のフルセット。
製作陣が、低予算で誰の記憶にも残らない虚無アニメになるくらいならマイナスに振り切ってやろうぜ！！って悪ノリして作ったのかと疑ってしまうレベル。
悪い点しかないが、まず設定。
なろうあるある説明不足で世界観が不明。かなり根本でありストーリー展開にも絡んでくるギフトですらよく分からない。またタイトルにもある元英雄の設定説明も一切ない。
わからないことだらけなので、ストーリーでなにが起こってもなんか起こってるなぁという感想にしかならない。砂上の楼閣どころか土台が一切ない。またストーリー展開も唐突ご都合主義が多い上に、駆け足詰め込みなので、内容がペラペラ。拝領したばかりの領主が、速攻他領地に視察に行っていなくなるってどういうこと？しかもその領地謀反人の領地だったんだよ。展開はワンパターン。主人公が適当にやっつけて終わり。
次はキャラ。主人公は最悪。よくある最強転生系として、次の世界では平和に暮らしたい、が結局トラブルに巻き込まれ、前世と同じように助け、ない。
個性を出したつもりなのかもしれないが、まじ最悪人間。
婚約者の護衛が戦っていても致命傷を受けるまで動かず、その後も味方がピンチにならないと動かない。また、味方の私怨による報復を真正面から正論で論破しトラブルが起きても基本関係ないという立場を貫く。元英雄の設定が説明されないのでわからないのだが、前世から外道英雄だったのだろうか？
ヒロインはいつも一緒にいて属性が多いくせに影が薄い。
基本味方が何をしても、主人公が適当にやっつけて終わるのでヒロインがいる意味がない。
また個人的にだが、チョロイン(前世天使)と騎士団長の喋り方がすごく嫌。チョロインは前世の天使はあの話し方でもあっていたので、主人公と話す時だけ使って欲しかった。騎士団長はだめ。偉くて実力もあるのに、っす、とか意味不明。
オープニング・エンディングは曲としては悪くないのだが、まずムービーが酷い。オープニングは本編でまたシーンの繋ぎ合わせだし、エンディングはよく分からない。神が操るギフト保持者に対する主人公、みたいなムービーなのだが本編にそんな描写は全くない。またオープニング・エンディングともに声優さん起用で、特にオープニングがなんかそれっぽい曲歌わせとけばいいんじゃない？感がすごい。
絵は、、、
私は1回目は流し見なのであまり作画崩壊とか気にならないのだが、作画崩壊だった。
殴られた人物がそのままの角度、ポーズ、表情で地面に叩きつけられるのに笑ってしまった。
色々書いたが、結論としては酷いの一言。
アニメ化作品低評価でも本編は面白そうだなと思うものもあるのだが、この作品は本編も疑ってしまうレベルだった。本当にラストバトルにそういう意味が込められていたら、、、涙が出てくる。
