中島野球しようぜ さんの感想・評価
2.4
物語 : 1.0
作画 : 3.5
声優 : 1.5
音楽 : 4.5
キャラ : 1.5
状態:観終わった
ロックは作品の不快感を誤魔化す免罪符じゃない、おすすめ度★☆☆☆☆
怒りも喜びも哀しさも 全部ぶちこめ。
世間では高評価が多い作品だが、自分には合わない…無論全く面白くない訳では無いが、あまりの空気感の悪さや貯め分が長く、更にそこから追いギスギスしてくるのもあって全体的な比率がカタルシス1に対して不快感9の作品になっている。
本職でなくリアルバンドのメンバーがやってるからというのもあって(演技指導込でも)声優が下手なのは仕方ない。この際置いておくとして、人物の嫌なリアル感を出している割には展開のご都合主義感は否めず、ギスギスや過去の暗さ等のディテールにこだわる反面トントン拍子でバンドとして成長していくような展開であっさり感。いちいち拗らせてます感の強い展開や描写がキツすぎて無理、生理的に受け付けない。
仁菜の過去を描く展開やちょくちょくノルマ的に挟まれるギスギスを通した感情の発散、ライブシーンでのカタルシスこそ得られるものの、他の部分が壊滅的に酷く、高評価はまず無理。ロックらしさで全部誤魔化せると思っています?花田さん、まぁ実際それで誤魔化せる人は大勢いるわけで人物も誤魔化された1人だけれども。全話見たあとで思ったんだけどやっぱり全体的にモヤモヤする。悪い意味で生々しい割にカタルシスに欠ける構成でつっかえが凄かった。