Bハウス さんの感想・評価
1.9
物語 : 1.5
作画 : 1.5
声優 : 3.0
音楽 : 2.0
キャラ : 1.5
状態:観終わった
作品自体が出来損ない
なろうからTOブックスで刊行された原作
キングレコード主導なのでべったりな
キャストと主題歌なのもマイナス要素だが
一番ダメなのは作品全体が軽く
主人公アレンに何も共感ができないところ
第1話で実家から追放されたアレン
アレンの幼馴染であるリース姫とベアトリスが
魔物に襲われていた
最初は助けると身バレするとして静観するも
ベアトリスが負傷して絶体絶命の場面で登場
リース達が悪魔関連の事件を追っているので
同行してほしいと頼みついていくという始まり
鍛冶師のノエルと剣の作成依頼で知り合い
悪魔に苦戦していた勇者アキラを助け
リーズ暗殺から仲間になるミレーヌ
いつものハーレム形成で親子対立がメインなんだけど
結局アレンが興味ないのでギリギリまで戦わない
事件の内容も敵役が私怨を晴らすために悪魔と契約して
国を転覆()するような陰謀を巡らせるものの
アレンのワールドエンドwによって斬られ
最後はいい感じの走馬灯を感じて死ぬワンパターン
動きが少なくて戦いにスピード感ないし
アレンの凄みも局地的でしか見られないから
単純に嫌なやつにしか見えてないんだよね
勇者として助けた相手に拒否されたと言う
トラウマが邪魔していると言うのも深刻にはしてないし
「勇者やめます」の主人公の方がよっぽど理解できる
後半はアレンを勇者に導いていた元天使?の
アンリエットが絡む話になっているのだが
アンリエットがアレンを導いた理由がぼやけていて
自分の憧れる英雄作るのありきになっている
これだと一緒に転生した理由が弱くなるし
リーズ差し置いてヒロインポジションはキツイなと
ストーリーの骨組みとしては評価した第7王子と
大差はないんだけど作画、演出、シナリオ全て下手で
タイトルのような感想にしかならない
どこか一つ頑張っていれば
見どころが語れる作品になるんだけどな