Bハウス さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
レゾンテートルを探して
原作は新人賞デビュー作であり
未だに連載が続いているそうだ
物語はサナという少女が
蔵六という頑固じじいと出会い
多くの経験することによって
自分の意味を知るという流れ
せりふ回しでも登場するが
もしゃもしゃというのが自我の比喩だったのかな
と思ったり思わなかったりw
蔵六が保護者としての役割で
常に大人目線で見ているから
基本的な肝は敵対するキャラクターが
サナと同じ自己の存在理由を求めている部分にある
研究所が雇った軍人のミニータチバナ
サナと同じ仲間で双子のよながとあさひ
そして突如能力が覚醒した同世代の羽鳥
みんな何かしらの傷を持っていて
その傷を隠すために行動していく流れ
この作品は「アリスの夢」と呼ばれる特殊能力があり
魔法陣の様にそれぞれが固有の花模様紋章で発動する
能力トランプに置き換えている設定が序盤にあったが
中盤以降ほとんど空気になったのはちょっと
サナはアリスの夢を構築する「ワンダーランド」が
派生させた存在なので他の能力者より数段力があり
研究所から「赤の女王」と呼ばれていた
その事実をミニータチバナから聞かされ唖然としたところで
呼び出した蔵六が「おまえさんはおまえさんじゃないか」
の一言で救われるというのが気持ちいい部分かな
その優しさを拙いながらも羽鳥に伝えていることで
サナの成長をより一層感じる
桜美かつし監督と言うと「ふらいんぐうぃっち」と同様
クセつよなキャラクターデザインを丁寧に見せていて
蔵六の孫早苗ちゃんのほんわかした感じや
内閣特別室でアリスの夢を使える一条さんの
魔法少女風衣装には厚いこだわりを感じるw
物語は2巻の内容までとなっており
サナが学校に通い出してどうなるかという部分は
原作読めってことらしいw
まあリアタイで初回1時間見れなかったし
ちょっともっさり感はあるからな