タイラーオースティン さんの感想・評価
2.8
物語 : 1.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
分かりやすくしようとして失敗した感
普通、あんな鳥人間みたいな新種の生き物が飛んでたら、ハンターでなくても撃つだろう。
製作者は“自然愛護”に絡めたつもりなのだろうが全然まとめきれていない。むしろ崩壊している。過去のドラ作品の“ドラえもん・のび太と雲の王国”みたく、天上人とドラえもん達との複雑な関係が描かれていると思いきや、鳥人同士すったもんだやっているだけ。そもそも鳥人つくったの人間なんだし“自然愛護”を急に持ち出されてもあまりにも唐突すぎて、もうお話にならない。
なぜか、ハンターよりも鳥人のほうが悪役化されているのも致命傷かと…。“人間はみんな悪者”と決め付け、のび太たちの言い分を聞かずに、捕獲して処刑しようとしたジーグリード長官は、ある意味ヒットラーに通じるものがあった。無論、言いたいことはまだある。フェニキアを力を合わせてやっつけ、強い友情が芽生える場面。そこに“共存”をちゃっかり便乗させたのもかなり問題。分かりやすくした結果、そうなったんだろうけどあまりにも軽すぎる。