中島野球しようぜ さんの感想・評価
2.4
物語 : 1.0
作画 : 4.5
声優 : 2.0
音楽 : 3.5
キャラ : 1.0
状態:観終わった
浅いキャラ描写とシナリオの絶妙な肩透かしに辟易、おすすめ度☆☆☆☆☆
君を退屈から救いに来たんだ
電光超人グリッドマンのアニメリブート的な作品。特撮の方のグリッドマンは昔ちょっとだけ見たことあるが、ほんの数エピソード程度しか見てないので内容はあまり覚えていません。悪しからず。
酷評になるが、人気作として絶賛されているが、個人的には今まで見てきた中でワーストクラスの駄作だと思っている。
話についてはやりたい放題の上位存在が急に最上位存在にしっぺ返しを食らって痛い目をみて、それを下位存在の主人公達が上位存在を助けるだけの内容。他人の箱庭を延々と見せられているようでスケールが小さい。箱庭的な内容をやりたいなら内面から見せていって世界観を展開しろよ。最終回のメタネタは嫌いでは無いが、そもそも話や世界観自体にそこまで魅力を感じなかったので、あぁそうなんだ程度にしか思えない。
キャラクターもビジュアルは可愛いけど内面は拒否反応。アカネは先程述べた上位存在的なキャラで、終始身勝手で幼稚な人物にしか見えず好感が持てない。もちろん、上位存在なので下位存在を消すのも好き放題だし下位存在を相手に対話したら許される、最上位存在に襲われてピンチになっても許される。メアリースー視点のドラマはやはりどう足掻いても予定調和感が見えててそもそもの話の作りに無理があるのではないかと。裕太は主人公の割にグリッドマンの器扱いで某虎〇並に扱いが空気だし、内海もいるだけの存在。六花はビジュアルは魅力的だけどキャラとしての印象は薄い…見た目だけで深堀できてない、だから好感が持てない。
雰囲気や戦闘を楽しむだけのタイプのアニメでももっといいのが作れると思うが、本作は残念ながら作画はいいだけで特に熱くなれるシーンがなかった。オープニングの歌詞とは裏腹に退屈に囚われていた残念なアニメ。フィーリングでワクワクして行間を読むタイプのアニメだが行間を読む気になれるかどうか。自分は無理でした。