Mi-24 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
太陽がぱーって昇って、気持ちがあったかくなる
言いたい事は我慢して、いつも“ニッコリ”と作り笑い。
両親に向き合うのが怖いから
笑顔でいれば波風が立たないから
“笑顔”で武装して問題から逃げる「笹木 美代」
表面上は上手くいっているように見えるが、歪みはどんどんと大きくなる。
許容値を越えるとどうなる?
笹木 美代には逃げ道
「猫になって人間を辞める」
があったが、もしもそんな逃げ道がなかったら?
自ら命を断った人は
「そんな風には見えなかった」
と、周りの人から言われるのだろうか。
笹木 美代は恵まれた環境で、家族にも愛されていた。
でも、渦中で周りが見えなくなっていると、そんな事も分からなくなるのだろう。
この作品は全体的に緩い感じで話しは流れ、最後は全てが上手く行って大団円で終了。
余り深刻な感じには、したくなかったのだろうか?
基本的に、思春期の女の子の自業自得の話しなので共感しにくい。
最終的に無難な凡作に落ち着いた感じ。