「劇場版ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉(アニメ映画)」

総合得点
74.6
感想・評価
39
棚に入れた
86
ランキング
881
★★★★★ 4.1 (39)
物語
3.8
作画
4.6
声優
4.1
音楽
4.1
キャラ
4.0

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ネタバレ

wkr さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

5日たって少し考え方が変わった

あらすじ:
自由気ままなフリースタイル・レースで、最強を目指して走り続けてきたウマ娘の少女、ポッケことジャングルポケット。
気まぐれに観戦した<トゥインクル・シリーズ>のレースで、フジキセキの走りに衝撃を受けたポッケは、自らも<トゥインクル・シリーズ>に挑むことを決意する。
ウマ娘たちの集う『トレセン学園』に入ったポッケは、フジキセキを育てたタナベトレーナーのもと、一生に一度しか挑戦を許されない『クラシック三冠レース』に挑む。
そこに待ち受けていたのは、ポッケをもしのぐ実力をもつ同世代のライバルたちだった。
(https://movie-umamusume.jp/より一部引用)

この世代のことについては全くの無知なので、史実と比較した観点での評価ではなく単に作品が面白いかどうかの評価です。

まず目に入ったのは作画のクオリティ。予告段階からして2期、RTTT以上だろうなと思っていたら予想を超えてきた。クオリティに関しては文句なしで、終始動きまくり。シリアスなシーンは繊細に、レースシーンは豪快かつ大胆なカメラワーク、ド派手な演出も見事でもはや映像美です。そして映画館の音響で聴く曲は最高でした。芝を踏みしめる時の音や花火の「ド〜ン!」の音、環境音、声優さんの演技はテレビやスマホで聞くのとは音圧や響き方が全くもって違います。うまぴょいも安定。新曲は大好きになりました。ストーリーはメインで描いているのはポッケとタキオン、最終的には二人の自己確立を描いていて、確実に良くはありますが、個人的には残念だった要素が少し。
まずは、テンポ感(尺の使い方)がおかしいこと。序盤はテンポ良くタキオンとの初戦まで展開を持っていっていたのにそこから何かがおかしい。ストーリーよりもキャラの動きや映ってている環境、演出面を見せることに尺が注がれていて見せることに尺を使っていて、時折助長的かつ、ストーリー関係のないシーンが目立つ。そして一番良く思えなかったのがキャラ描写の不足。メイン扱いのキャラだと、ダンツとカフェが該当します。覚えている限り、ダンツは周りとの才能の差に苦悩する描写がレースシーンで強調されてから放ったらかし、カフェはタキオンの付け合わせで病弱ぽかった(レースも走ってたけどあっさり流される)という印象しか残ってないです。予告のキャラよりもフジキセキが目立ってたのに関しては優先順位違うやろ!と、キャラはよかったですけどね。1期、3期の大きな欠点であるため、そこが改善されていなかったのは残念でした。私はダンツのキャラ設定+キャラデザに後押しされて見に行ったまであるのでキャラ描写の不足は余計に気になりました。

見終わってすぐは色々悪い部分が気になってましたが、思い返してみると描きたいことは描けているし、尺の使い方やキャラ描写の件抜きにしてみれば出来は良かったのでおすすめは出来るかなと、5日経って考えが変わりました。映画館を出た時の心残りは作品の見方が偏っていたがゆえの感情かもしれないです。

投稿 : 2024/05/29
閲覧 : 96
サンキュー:

4

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