中島野球しようぜ さんの感想・評価
2.4
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
色々と噛み合わないなんちゃってディストピア、おすすめ度★☆☆☆☆
Finding in my life in the KEMURIKUSA
まず、酷評になるが、自分はこの作品が嫌いだ。
けものフレンズについては絶賛も酷評もしていないが
、たつき信者と呼ばれる輩による異様な絶賛等の過剰な活動に嫌気が差し、たつき、真フレ関係の炎上も相まって苦手意識を持つようになり、たつ信による当作品の神格化についても不快感を抱くこととなった。
ディストピア世界の設定の開示や展開はされていくけど淡々としすぎ。設定資料集を見せられて伏線っぽい場面をそれっぽく見せてるだけでワクワク感が足りない。わかばの記憶喪失設定けものフレンズの流用?けもフレをディストピア調にしてみた的な感じで、けもフレ虚無感が強い。
キャラも魅力があるとは言えない。たつきけもフレは「けものはいてものけものはいない」のテーマ通り、(ストーリーの中身のなさを誤魔化すのもあるだろうが)魅力的でギスつくことのない人物像のキャラが中心で不快感がない人物関係が築けており、その点の魅力は感じられなくはなかった。しかし本作はメインキャラの複数人の姉妹とわかばという男が中心となっているのだが、姉妹一人一人の家族愛の様子は描けていても姉妹のキャラにはそこまで印象づけられるものがない。わかばの存在感も謎で、終始キャラ付けの薄さが気になった。
兎にも角にもたつき監督の作る雰囲気アニメという内容で、仄暗さだけで面白いとは言えず、ストーリーも光るものがなく徹底的に退屈に感じられた苦痛な作品ではあった。
あまりこういうことを言うのははばかられるだろうが、たつき監督はけもフレの功績だけで評価されてる感が強い。けもフレをほんの一時だけだが人気コンテンツに押し上げた実績があるとはいえ、たつき監督だから!のネームバリューで評価されている感じで、内容は言う程でも無い。たつき信者がけものフレンズ2を貶すための叩き棒として良作に仕立てあげられた感の強い(あっちもあっちで駄作ではあるが)作品であると感じる。