蒼い✨️ さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
基本的にはインドア派の者の呟き。
【概要】
アニメーション制作:C-Station
放送期間:2021年1月7日 - 4月1日
監督:京極義昭
話数:全13話
メディア:TVアニメ
出自:『まんがタイムきららフォワード』→『COMIC FUZ』にて連載中の漫画作品
原作者:あfろ
【感想】
キャンプの楽しさを知ってもらう趣旨の、ハウツー本的な作品ではありますが、
美少女と往く、ご当地グルメとローカルな観光を賑やかに行う情報バラエティ番組でもあるアニメ。
2期では特に伊豆市の観光協会から依頼されてると思ってしまうような伊豆推しが目立ちますね。
キャラクターが経験した屋外レジャーへの喜びへの共感や憧れを視聴者が持てれば、
多分楽しいアニメだろうと思いつつも、作中でやっていることは、
バイトでお金貯めて◯◯を買った!話や実在モデルのお店で美味しいものを食べたとか、
あとは観光スポット紹介。それを軽妙なキャラ萌え会話で楽しむコンテンツ。
キャンプ泊は学校や子ども会の行事以外での経験がなく、
個人では植物園や牧場や鍾乳洞に、隠れた田舎のスポット名所などを巡った、
それなりに過去にはある自分の野外活動の実体験を振り返ってみると、
現実の行楽で得た、暑い・寒い・雨に濡れる・草の匂いを感じる・泥で汚れる・虫や蛙に遭遇する、
などなど五感で感じた自然の生命ある体験を思い出してしまうと、
アニメを見て得た情報や会話だけで。癒やしだの楽しい気分だので完結してしまうのは、
アウトドアの表層的な部分を可愛さでコーティングして、
小綺麗に描かれた娯楽作品の消費に過ぎないような。
野クルメンバーを中心に気に入ったキャラたちによる、
ゆるい空気のゆるい会話のJKキャンパーらのあるがままを受け入れて楽しめば良い。
そこがこの作品の長所でファンに喜ばれてる魅力であると理解しつつも、
小気味よいはずの会話のノリやスローライフ的なものが、自分には退屈なアニメでしたかも。
ていうか、自分の中途半端な実体験の記憶が、
「ゆるキャン△」から得られるはずだった楽しさを半減してしまっているのですよね。
そんな、しっくりこない部分に加えて、
2期では疑似体験的なものよりも情報消費型のレポート番組の要素が、
1期より強かったのも、満足度が高くないこととの関係はありました。
これにて、感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。