テナ さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
裁かれるべきは人かシステムか。
人気作品の2期シリーズ。
今作で違和感を感じた点が1つ。
「1期の最終回が2期の1話であってますか?」
違うなら恥ずかしいので、この私の違和感は飛ばしてください。
私の感じた違和感
今回の主人公は「常守朱」と新キャラの管理官「霜月美佳」です。
霜月美佳って1期のラストに新人執行官として緊張しながら常守朱に説明を受ける真面目な後輩って感じがしたのですが、2期1話は偉そうwww
後、めちゃくちゃ生意気www
1話ラストからの続きなら違和感ww
さて、霜月美佳の話しからしますかね。
この人、私はあんまり好きになれないかも?
なんかね……この人は刑事さん向いてないのかな?って思いました。
責任を恐れて何も出来ないんですよね。
常に、責任を負いたくないから指示待ちだったり、常守朱の指示で雛河翔が動こうとして「勝手な事をしないで!何かあったら私のせいになるじゃない」と動きを止めたり、雛河翔がした霜月美佳への連絡を確認してなくて、一方的に雛河が悪いと言い張ったり、宜野座が忠告したら「執行官の話しなんて聞きません」とか無茶苦茶人を見下したり、責任を擦り付けたり、常守朱を敵視してか常守朱の行動を上に悪いように報告したりとか、結構最低なイメージがあるんですよね。
誰だって責任を負いたくないし、私だって嫌だよ?
けどさ、現場でも責任を負いたくないからって理由で何もしなかったり、目の前で事件が起きているのに待機しかしてなくて、現場出来る事を探そうともしなければ、出来ることをしようとした雛河を止めたりとか、ただの捜査妨害の野次馬しかしてない感じがしました。
連絡事項も常に確認するのは当然じゃない?
送信ミスとかならともかく、自分が確認してなくて「貴方が悪い」はない……「貴女の方が悪い」と思いました。
で、東金朔夜に罠に嵌められドミネーターの真実を見せられて「シビラシステム素晴らしい」と拍手し続けるとかシビラの力に恐れて服従する辺りも本当に、この子って自分が可愛いんだなぁ〜としか感じませんでしたねww
そりゃ、責任取るのも、権力に消される恐怖も嫌だよ?
嫌だし気持ちは解らなくはないけど、感情移入は出来ないかな?って思いましたね。
2期ではあまりいいイメージないかな?
多分、もぅ1人の主人公の常守朱の逆の主人公にしたかったのかな?
今回は常守朱が急成長してましたね。
霜月の嫌味も華麗に受け流し、事件にも真剣に向き合い力強く1期ではオドオドしていた気はしますが今では頼もしくなりましたね。
かっこいい女性って感じがしました。
厳しくなっているイメージもありましたが内心は何も変わらず、優しさや思いやりを持っているなぁーと感じました。
そして、前作の狡噛慎也は常守朱の刑事としての心として出てきます。
この辺りの設定は狡噛慎也の使い方をしっかり考えられており狡噛ファンには嬉しい演出ですね。
この場に、狡噛が入れば、どう動いたのだろうか?と考えさせられたシーンでもありました。
今回な色相判定されない死体を繋ぎ合わせた身体を持つ鹿矛囲桐斗が敵として現れます。
キリトって聞くと「死んでもいいゲームなんてヌルゲーだぜ」のキリト君を思い出すww
鹿矛囲のシビラを裁くって言うのは気持ちが少し解るんですよね。
難しい話は置いておいて、シビラシステムってムカつくんですよね。
多分、サイコパスを見てる人の殆どがシビラシステムが嫌いだと思う。
私も1期でも2期でも見ていたらシビラシステムの言葉って自分勝手な感じがして、「シビラの思想」をただ果たしたいだけじゃない?ってのも感じていて、常守朱もシビラを嫌って居ますが私も嫌いですね。
そう考えると、シビラに取り込まれない、常守朱って凄いよね。
シビラに取り込まれた、霜月美佳にも見習って貰いたいけど、実際問題、常守朱の様に強く生きれる人って少ないかもしれませんね。
シビラは怖くはありますしw
だからこそ、やり方は間違えた鹿矛囲桐斗ですが、やり方を間違えなければ……出会い方が違えば常守朱の味方になれた人だったんじゃないかな?とも思いました。
最後も常守を守る形になった気もするし何だか恨めない犯人にも見えました。
さて、1期でメインキャラが3人も殉職したから2期は大丈夫?と思いましたが2期も普通に楽しめますね。
相変わらずグロさはありますがやっぱり面白いです。