エイ8 さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
おばさんはいっしょやないん?(´;ω;`)
『アンダーニンジャ』は、花沢健吾による日本の漫画。『週刊ヤングマガジン』(講談社)にて、2018年34号より連載中。
メディアミックスとして、2023年10月から12月までテレビアニメが放送された(wikipedia)
お勧めでもされなければ絶対観なかったであろう作品。作画にも癖があり、でもどっかで既視感あるかなあと思ったんですが古の漫画「忍空」に似てなくもないかも。どっちも忍者ものではあるのである程度影響を受けてたりする?
本作はとにもかくにも倫理観がぶっ飛びすぎているので見る人を選ぶと思います。人の命がクソほど安い世界。特に「おっさんといっしょ」という番組で殺処分される対象が「女・ニート・倒産・風俗・借金・老後・童貞」とのことwいや半分くらい不可抗力やろ借金いうても動機は色々やろ老後とか全員処分予備軍過ぎるやろwむしろここにギャンブルがなかったりDVや薬物等犯罪系がないのがおかしい。なんというか弱者男性狙い撃ちな感がひしひしと伝わって身につまされる思いでビクビクしながらアニメ録画してました。
シナリオは現時点では何とも評価しづらいというのが正直なところ。というのもこういった意外性重視の作品では結局論理性を置き去りにしてしまってわけのわからない物語になってしまいがちなんですよね。序盤は特に時系列が飛びまくり過ぎてよくわかんなくなっていたし、終盤でも何故雲隠九郎らがわざわざヤンキー高にいって同じ学校の生徒でもある山田美月と戦ったのか意味不明(元の高校が爆破されると予測されてたとしても、そもそもの発端が偶然の出来事ですし)。ただ本作は時系列をいじりまくるので今後にその理由が明かされる可能性はあります。
しかしそれ以外にも母乳おじさんこと佐々魔(ささま)が抜け忍なのかそうでないのか味方なのか敵なのかの見せ方が恣意的過ぎてどっちかわかんない、というかどっちでも取れるようにしてるのが個人的にはマイナスポイント。
それと歌舞伎メイク女子も結局死んじゃったのが残念。ただ、当初いじめっ子属性的な生徒だけ殺すのかと思ったらほとんど無差別に殺してたのはビックリ。助かった便所飯の子も結局死んじゃったのかな?
とはいえ現状ではまだ設定自体はしっかりと練られてるように見受けられるので今後にも期待というところでしょうか。とはいえ二期が来るとはあまり思えない……
それにしても会いたい一心でボツ地獄に落とす女、ドS過ぎて酷い。