nyaro さんの感想・評価
1.8
物語 : 1.5
作画 : 2.0
声優 : 2.0
音楽 : 2.0
キャラ : 1.5
状態:途中で断念した
2話 安易な発想による「ドラえもんズ」的な失敗。
第1話 はっきり言えば1話目は継続視聴の水準に達していない。名前だけかな。
{netabare} シリーズ構成がゴチャゴチャしすぎて、しかも結構有料が多くて追い切れてなかったので、誰がどうなっているのか生死すら忘れてます。ヤマトですからそれはいいでしょう。それが視聴のハードルにはなっています。殿様商売がどういう影響をしているかわかりません。
本作はTVの2202の直接の続きで旧作の「新たなる旅立ち」ではなく、ボラー連邦が出てくるとなると、ヤマト3に対応すると考えればいいのでしょう。
となると、ヤマト3って導入のシナリオがなかなか秀逸で、意外性のあるいいシナリオだなあと感心した記憶があるのですが、それとはまったく違ってますね。まあ、ヤマト3は導入以外は面白くはないのでそれでいいとは思います。
本作のヤマトはなんかゴテゴテとして悲惨なデザインになってきてますね。また、森雪が黄色いスーツを着ていないのは大きな減点です。続けて見ようかどうしようか迷いどころです。
話も地球側をいたずらに複雑にしているだけです。もっと戦争の構造にテーマ性や面白さがないと、スケールがこじんまりしそうです。その点で森雪と古代の世間からの注目というのは、話の軸としていただけません。
はっきり言えば1話は引きという点で及第点に達していません。名前がなければ切っている水準です。2話で判断します。{/netabare}
2話 アナライザーとヤマトもどきを見るとドラえもんズを思い出します。
宇宙戦艦ヤマトシリーズで面白かったのって、1作目のTVシリーズ、劇場版「さらば宇宙戦艦ヤマト」、そして1作目リメイク版の「2019」の3作だけかなあ、という気がします。
新シリーズは2022でデスラーとガミラス星人の描き方を間違えましたね。新しい試みは悪くないですが、キャラもドラマも非常に安っぽいです。それと2019の波動砲批判だと思います。2022の森雪の後半の描き方もよくなかったし、銀河という安っぽいヤマトの出来損ないと女艦長などもひどかった。テーマも愛と言いながら愛が描けていなかった。
ヤマトのリメイクシリーズは「ヤマト2」以降の失敗ヤマトに手を出して余計ひどくなった印象です。どうせリメイクなら旧作のこだわりを一切捨て完全新作にすればよかったのに、と思います。
カラフルなアナライザーとヤマトもどきの艦隊を見ると「ドラえもんズ」を思い出します。作品の名前を借りた熱が感じられないマーケティング的な作品のように感じてしまいます。
ビッグネームの名前を使った失敗例です。こういうのは一番嫌いな失敗です。普段は1クールの半分くらいみないと評価はつけないのですが、本作は作品とキャラは1.5、その他は2にさせてもらいます。