徳寿丸 さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 2.5
キャラ : 3.5
状態：観終わった
2クール切りのよい所迄持って行ったのは評価できる
原作未読(2024.4)
剣と魔法のファンタジー世界のバトルモノと思っていたら、戦闘車両がでてきたり、自動小銃が出来たりで「へっ？？？」ってなりますが、そういう世界観という事でしょう(アニメではその辺細かく説明はされてなかったと思います)。
自分は「葬送のフリーレン」のあとの視聴だった為に、粗さがどうしても見えますが、サブキャラ(主要モブ)は当たり前に死ぬバトルモノとしては”力技乙”という感じで解り易かったのではと思います。
まぁ、この作品の見所は「村瀬歩」さん演じる中性的な独善キャラと「上田麗奈」さん演じる狂信的偽善キャラ？ではないかと思います。
両キャラ共に声優さんの特徴というか上手さが際立つ良い配役だと思います。村瀬さんの男性でありながら女性を違和感なく演じれる声質、上田さんの一本ネジが飛んだイカレキャラへの表現力。とても耳心地が良いです。この2人のキャラがある意味主役でしょう。
私のツボ：レオなぁ
余談：{netabare}この作品も1クールだと取り留めのない半端な印象に終わったと思う。多くの「なろう系」アニメがイマイチなのは1クールの枠制限による部分が大きいと思う(中には関係ない物もあるだろうし、製作サイドの力量による所もあるだろうが)。
最近、アニメ化された「なろう系」のWeb原作を中心に拝読しているが、2クールあれば違ったのでは？或いはこれをアニメ化するなら最低2クール続けないと面白くなる所までいかないだろうな？というものも見受けられる(私感)。無理やり1クールで見せ場まで詰め込んだりする弊害はどうしても原作殺しになりやすい(まぁ、大人の事情という壁が立ち塞がるわけだが)。
自分が今後気になっているのが「出涸らし皇子」という作品だ。完結しておりWeb版は既読済だが割と面白かった。アニメ化の話も進んでおり、果たして1クールなのか、どこまでやるのか想像しているが興味深い。端折って大きな見せ場まで持って行くと、主要キャラの心情の機微がおざなりになり、所謂「量産なろうアニメ」になってしまうし、丁寧過ぎれば、半端な所でオリジナルENDもあり得る。
原作既読「なろう系」のアニメ化はほぼないので色々と興味深い。 {/netabare}
